わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

「田中で勝つ」が大事

L0−3E

3位浮上

はい、とりあえず3位浮上。...と言っても、ライオンズとのカードはまだ3試合続く。このまま勝ち続けてとりあえずはCS進出の権利だけは確実にしておきたい。3位固めをしつつ、2位浮上を虎視眈々と狙いたい。それくらいの混戦状態にあるのが今のパ・リーグA集団である。

昨日のところは、2位のオリックスも勝ったから、2位との差は変わらず。ただ、1位との差は縮まった。負けなければ、どこかとの差は縮まる。今は負けないことが大事なのだな。

田中が二桁に王手

田中将大で勝てたことも大事なポイントだ。田中自身の勝ち星二桁が見えてきたこともそうだし、先発投手陣の心の支柱が揺らいでいては困るというのもある。田中にはやはりそれなりの存在感を持って君臨していてほしいのである。

で、昨日の田中。序盤はただのベテラン投手の一人にしか見えなかった。初回、3回と先頭打者を簡単に出していたから、いずれ連打され、最悪ホームランで大量失点もあり得るか...。正直、序盤はその場面を覚悟しながら観戦していた。

それは、味方が4回表に先制したあとも変わらなかった。ちょっと前までの田中は、味方が先制した3点など、いとも簡単に吐き出すピッチャーになっていたから...。

ところが昨日の田中は違ったね。味方が先制してから、尻上がりに良くなっていく。終わってみれば、7回97球4被安打無失点で8回のマウンドを西口にバトンした。なので、味方が先制したあとは、あの山賊打線を1安打に抑えたことになる。田中が登板後のコメントでよく使う言葉で言えば、「ボールを上手く操れていた」、そんなピッチングだった。

森、山川、中村の3人は、山賊打線の中でも、特に要警戒のメンバーになるが、田中はこの3人と7回までに3回ずつ対戦した。しかし、ホームランはもちろんのこと、ヒットさえも森の最初の打席1本に抑えてみせた。

配球の組み立てなどといった専門的なことはよく分からないが、「田中が普通に投げれば、これくらいの結果はまだ出せるのだ」という証であればいいなと思いながら観ていた。次の登板でも今日くらいのパフォーマンスを見せられれば、いや、次も、その次もと3ゲームくらい続けて安定したパフォーマンスを見せてくれれば、前回まで匂わしていた「これが限界」のイメージも払拭できるような気がする。

連打

イーグルス打線が先制したのが4回表。先頭の3番浅村がヒットで出塁、そこから島内を除く辰己、大地、岡島と連打し得点した。終わってみればチームの安打数7のうち、4安打がここに集中したのだった。楽天打線にときどき見られるようになったパターンである。気の利いたネーミングをしたいところだが、パッと出てこないw。あとは、前日のゲームで悔しいバントミスのあった大地が翌日にはしっかり絡んでくる。こういうのは大事だ。

半々の確率

冒頭に書いたとおり、3位というポジションを確実にしつつ、さらに上位を狙う戦いが続く。そういう意味では、昨日勝って、今日のゲームがさらに大事なゲームになってきた。

ローテどおりなら岸となるところ、予告先発は則本だったね。岸の年齢的なことを考慮して間をひとつ多く空けたのか、それとも炭谷の疲労を考慮したのか。炭谷はノリのときはマスクをかぶらないようだから。

いずれにしても、先発はノリである。ノリは前回登板がまずまずの内容だっただけに、今回の登板は、前回が「たまたま」でなかったことを証明する意味でも重要な登板となる。「あぁ...、やっぱりノリだった...」となるのか、それとも「おぉ、やっぱりノリだった...」となるのか。

ま、半々の確率だと思って観戦するのがいいだろう。