わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

神の子も、もはや「ただの人」になってしまったか...

勝つための2つの条件は早々に消え...

  • H9−4E

昨日のブログに田中ゲームで勝つための条件を2つだけあげました。

  1. 田中が先制点を許さないこと
  2. 田中がホームランを打たれないこと

で、本番。
よりによって田中は1回裏に柳田にホームランを打たれ、先制点を許してしまいました(早すぎ....)。これで、この田中ゲームはほぼ8割方勝てる見込みがなくなりました。
残りの2割が「味方の援護で勝つ」ということになるわけですが、田中ゲームにしては珍しく、味方攻撃陣がその兆候をすぐに見せます。2回表の茂木の同点ホームランと3回表の浅村、島内のタイムリーによる2点追加での逆転でした。

抑えれば打たないし、打てば抑えないし...

ところがなにがどうなるとこうなるのでしょう...。

いつもの田中将大のイメージならこのまま尻上がりによくなって、ようやく5勝目...となるところ。こともあろうか、味方が逆転したその裏の守りで、牧原、グラシアルの連続ホームランなどで4失点、たちまち逆転を許してしまったのです。味方が得点した裏の失点、味方が逆転したすぐあとの再逆転...、もう、ピチャーとしては最悪の展開ですね。
田中将大に限ってはこういう展開はないと信じていましたが、もはや「神の子」と言われていた頃の田中ではないのかもしれません。大人になったら「ただの人」というパターンは田中将大も一緒、このあとも5回にグラシアルのこの日2本目のホームランなどが飛び出し、田中は5回95球7失点でマウンドを降りました。

田中ゲームでいつも湿りがちだった浅村、島内といった主力バッターの2人がせっかく気を吐くバッティングを見せたというのに、当の田中がそこに冷水を浴びせるかのように炎上...。被安打12というのも酷いですが、うち4本がホームランというあたりは田中ピッチングの「あるある」状態でもあり、まあ噛み合いませんな、投打の要が...。

田中の先発で5カード連続★発進

ローテを再編して臨んだリーグ戦再開のカード初戦、石井采配(起用)は見事にハズレてしまった格好です。これまで勝てていたピッチャーをトップに持ってきての結果というのであれば何も言うことはないのですが、よりによって直前の4カードすべて黒星スタートだった田中将大をわざわざローテ再編してまでトップに持ってきたわけで。ものすごく石井監督らしい起用ではあるんですが....。

こうなると、もう、石井監督自体が「(勝運を)持っていない」という感じがしてきました。勝てる監督というのは、こういうときの嗅覚(勘)が働くものですが、どうもピッチャー起用に関して、というか、田中将大の起用に関しては裏目に出ているようで気になります。

それでも信頼するのが石井流

今シーズンの田中はスタートダッシュは良かったですが、勝運があれよあれよと萎んできてしまった感じです。このままだと昨シーズンと同じ4勝止まりの9億円ピッチャーということにもなりかねませんが、石井監督の「田中への信頼」は揺らがないでしょうね、きっと...。

田中だけではありません、浅村、島内、西川、大地...、ここらへんのクラスに対する石井監督の信頼は絶大です。で、この信頼関係こそが石井イーグルスの優勝の鍵を握っています。なので、ここでその信頼関係をどうこうしろとは言いません。このクラスの選手たちには当然にその信頼に応えてもらわなければならない、単純にそういうことですw。