- E1−4G
先発の藤井が4回4失点のノックアウトでした。石井監督のゲーム後のコメントが高田萌生のとき とほとんど同じ内容(「無駄な登板だった」)だったのが印象的です。あとで使えそうなので引用しておきます。
「内容は全くないのでそんな投球をしても失敗から学ぶものもない。あれじゃあローテーションに入れられない」
3失点は2回表のマウンドでした。4番・岡本から始まる打順で、5番・坂本まで連続四球、6番ウィーラーにはヒットを打たれ0アウト満塁にしてしまいます。ここから犠牲フライとタイムリーでたちまち同点、逆転と最悪の展開でした。ビッグネーム相手に逃げのピッチングでピンチを作り、こわごわストライクを取りに行ったところを打たれての失点...。石井監督が最も嫌うパターンのピッチングでした。
ちなみに当の藤井本人のゲーム後のコメントです。
「打者に向かっていくことが大切というなかで、少し大事にいきすぎてしまってもったいない投球になってしまいました」
「自分が勝手に慎重になりすぎてしまったので、自信をもってゾーン内で勝負できるようにしたいです」
石井監督の選手に求めるものが「向かっていく気持ち」であることは分かっていたようです。ただ、初回を3人で切り抜けられたこと、その裏に浅村のホームランで先制したこと、その他もろもろで妙な欲のようなものが出てきてしまった、俗に言う「守りに入ってしまった」のかもしれません*1。人間ですから...。
その逆パターンのようだったのが、向こうの先発・戸郷ですね。まだ22歳と若いピッチャーですが、リーグの違いを越えて名前だけはよく耳にするピッチャーです。一軍での経験と実績の違いを見せつけられた感じがします。初回の1点だけで完投されたのは情けなかったですけどね...。
さて、問題は瀧中の後任です。藤井の次はだれを試すのでしょう。高田孝一が来るのでしょうか。先日ブレークした武藤のピッチャー版のような選手はいないんでしょうか。生きの良い選手。ファームの成績はノーチェックですが、藤平とか、王とか、鈴木ソラは貴重な左のリリーフですが、彼もどこかで試してほしいな。
*1:「もったいない投球になってしまいました...」にそのへんの心境がよく出ていたような…w。