わしろぐ

ちな鷲ジジイの観戦日誌。身辺雑記もあるよ。

プロ初勝利(内星龍)

E4☓−3F

2度めのカード勝ち越し

このカード、2度めのサヨナラ勝ちで、カード勝ち越し。カード勝ち越しは開幕カード以来のことらしいから、つまりは最下位・日ハムとのカードだけ勝ち越しているということである。勝ち越し自体は喜ぶべきことなんだが、その相手が日ハムとのカードだけというところは、なんか微妙。ま、昨日負けていたらこっちが最下位になるところだったから、ここはとりあえず素直に喜びたい。

昨シーズンは首位争い、今シーズンは最下位争い

最下位といえば、昨シーズンの今ごろは、たぶん「首位争い」をしていたと思う。監督インタビューで「順位」の話が出るたびに、「まだシーズンは始まったばかり、順位の話をするのは早すぎる」みたいなコメントを出して、自分を、そしてチームを引き締めていたようにも見えた石井監督だった。

それが今シーズンは、「最下位争い」の真っ最中。引き締める以前に気合を入れなければならないし、ずるずる気落ちしないように自信をつけさせるフォローなんかもしなければならない。監督は、なかなか難しい舵取りをしている状況ではある。さすがに今の楽天監督インタビューで「順位」の話題を出すインタビュアーはいないから、そのことについての石井コメントを聞くチャンスはないのだけれど、ま、石井監督のことだから、きっと昨年の今ごろと同じようなコメントを出すんだろうなあ...w。

150勝はまたもお預け

昨日のゲームは出先からの移動中に新幹線の中で観戦した。以下、振り返り。

先制点は日ハム、松本剛の先頭打者ホームランだった。いわゆる出合い頭というやつだ。
しかし、先発は岸、そこからずるずる失点するようなことはない。
2回裏には味方が3点援護、たちまち逆転するが4回に1失点、5回終了時点で球数が94球、通算150勝がかかった3度めの先発だったが、とりあえずそこの権利(可能性)を持ってマウンドを降りた。

ところが、6回は宮森が無失点でつないだものの、7回・鈴木ソラのところでお決まりの失点、同点にされ、またもや150勝はお預けとなる。


鈴木ソラの壁

ここ数試合のソラのイメージ、ざっくり言うと考えすぎ。立ち上がりさえ順調に通過すれば(乗り切れば)それなりの働きをするが、先頭を出塁させたり、得点圏にランナーを置いてしまったりするとたちまち変調が顔を出す。*1

経験のあるピッチャーならここからギアを上げるところなんだが、彼の場合はギアが変なところに入ってしまう。というか自分から入れてしまう。油が切れたかのようにぎこちなくなる(バランスが変わる)。いきなりトップになったり、逆にギアが下がったり。カウントを悪くしては何かに引き寄せられるかのように失点の方向へと展開する。
今回は岸の150勝がかかっていたりして、余計いろいろなことを考えてしまったのだろう。「失点してもまだ同点」とは考えずに「失点したら岸さんの150勝が消えてしまう...」とでも考えたか。

競ったゲームで登板したソラがランナーを背負ったときは、まず1失点は覚悟した方がいい、そんなイメージが定着しつつある。

プロ初勝利(内星龍)

で、3−3の同点のままゲームは延長に入るが、今回は同点で9回のマウンドへ松井裕樹を送っていたから、松井裕樹は回またぎで10回表も投げた。石井監督の是が非でも勝ちたい気持ちの出た起用だったのか、もしくは松井裕樹が志願しての回またぎだったのか。しかし、それでも決着はつかず。

この段階で残っているピッチャー、安楽、ソン、酒居....。どれも「抑える」というイメージが重ならなかったのだろう。石井監督は内星龍をマウンドへ送った。今後のゲームをも見据えた石井監督の賭けだったかもしれない。そしてその内が、この1点でゲームが決まりそうな展開の中、堂々と自分のピッチングをして見せる。1人出塁させたが、4人に対し14球無失点というほとんどプレッシャーを感じさせないピッチングを披露した。

するとその裏、代打・鈴木大地がヒットで出塁、口火を切ると、岡島がバントで送り、当たっている山崎剛は申告敬遠されるも、代打・辰己が見事期待に応え、おいしいところを一人でさらった。サヨナラゲーム。内にプロ初勝利がついた。

トップバッターの目と先発の目と...

内の初々しくもしっかりしたヒロインに好感、そして辰己の相変わらず人を喰ったようなヒロインに苦笑。カード初戦のサヨナラゲームのときとはまた違った良さがあった。
辰己はこのカード、すべてスタメン落ちしていたわけだが、最後にしっかりいいところ持っていく当たり、やはり「持っている」選手なんだろう。1番定着を狙うなら、プレイスタイルをもう少し考えなければならないと思うが、ヒロインでの「圧倒的な数字を残すので…」に、その可能性は見えない。ただ、圧倒的な守備と、あの勝負強さを眠らせておくのはやはり惜しい。上手くハマる打順を探っていくということか…。

そして内は、鈴木ソラと同じくらいのポテンシャルを持ったピッチャーだが、ソラにはないマウンド度胸がすでに備わっている。もしかしたら、先発の目があるんじゃないかという気がしているが、まずは勝ちリレーのメンバー入りからか。


今日(4月24日)が21歳の誕生日だそうで、おめでとうございます。

*1:これが別のピッチャーが出したランナーのときは違ったピッチングができるから、やっぱり「考えすぎ」なんだと思う。