- L4−2E
ホークスの連勝も止まり、ここは是が非でも勝っておきたかったところですが、ま、何気に「付き合い」の良いところがイーグルスの玉に瑕なところです。
勝敗を分けたのは6回の攻防でしたね。そこまでは両先発が一歩も譲らない投手戦を繰り広げていたわけで、勝ち星はどっちに転んでもおかしくなかった。ピッチャー交代のタイミングの違いが勝敗を分けた気がしないでもないです。
6回裏は先頭の滝沢をアウトにしていれば、流れは変わらなかったと思いますが、出しちゃった、しかも浅村のエラーが絡んで2塁まで進めちゃった。あそこが瀧中の代えどきでしたね。
このゲームのキーパーソンは間違いなく滝沢でした、ま、うちでいうと茂木だったと思うわけですが、茂木は長期間2軍暮らしだったことを裏付けるようなズレズレの状態*1、それに対して滝沢はプロ初ヒットが生まれたかと思ったら、これにエラーがプラスされ2塁へ、その後、自慢の足でホームを踏むというノリノリの展開に。明暗はくっきり、あの流れを止めるには瀧中の交代しかなかったと思うわけです。
ライオンの辻監督はその流れを敏感に感じ取ったか、再逆転した7回表に、球数がちょうど100球というのもあったかもしれませんが、高橋をスパッと代えました。で、代わった水上が相手に向かっていくまさにライオンの雰囲気で期待に応えたので、もう、ゲームはライオンサイドに転がってそこに落ち着いた感じになりました。こうなるとイニングも後半、なかなかこちらがわに引き戻すことはできません。8回の追加失点がゲームを決めてしまいました。
連勝を止めたロッテとのカード第2戦で石井監督が自らの采配を愚策と嘆いたあたりから、ちょっとずつ歯車の狂いが生じている気がします。今日は早川が先発、未来のエースで連敗を止めることができれば、この連敗も無駄ではなくなるのですが、果たしてそんなにうまくいくかどうか。早川が「持っている」かどうか、そんな面からもゲームの行方を注目したいと思います。
*1:この日の茂木は、4の0(二併打、空三振、中飛、空三振)