わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

魔法がとけた…

魔法がとけたか...

  • L5−4E

カード初戦と展開こそ違え、負け方はほとんど一緒のような逆転負けでした。先発ピッチャーの代えどきがキッカケとなり、曲者の滝沢が絡んでの逆転劇というところですね。なんか連勝の魔法がとけて、馬車がかぼちゃにもどってしまったような気分です。

裏目

初戦は6回が勝敗の岐路でしたが、昨日は7回でした。先制したゲームでは、まだ今季負けなしの楽天が2回に先制、すぐ裏に追いつかれるも3回、5回と追加点を重ね、3点リードで迎えた7回でした。前日の瀧中のスイッチの遅れが采配に影響したかどうかは不明ですが、この日の先発早川を球数83球でブセにスイッチしました。

ブセの笑顔

そのブセ、先頭の柘植を簡単に三振に討ち取り1アウトにしますが、今思えば、このときのブセがマウンドで笑顔だったのがちょっと気になっていました。嫌な予感というか、よくあるでしょ、余裕があり過ぎて大口叩いた途端、それまでの状況がひっくり返されるようなパターン。

ブセは1アウトから栗山にヒットを許すと愛斗の打球を足に受け降板、安楽が予定より早めの出番となりました。
で、安楽もまた金子を三振にとって2アウトにしたところまでは良かったのですが、ここから一気に詰められない。確かに、川越に打たれたタイムリーはアンラッキーだったと思います。それくらいコースも高さも間違いない投球でした。川越が上手かったというより、運が良かった。バットを振れば何かが起きる、「見逃し」を戒めるときの典型的な展開になりました。

この日も滝沢でした

しかし、ここではまだ2点リードしていたわけで、やはり次の滝沢でしたね、曲者は...。もはや、このカードのラッキーボーイとなっている滝沢ひとりにかき回される展開になってしまいました。

育成から支配下登録されて前日が初の一軍ゲーム、つまり昨日は2ゲームめというまだ二十歳前の小僧っ子にこの緊迫した場面でまんまと同点タイムリーを許してしまいました。

安楽が油断したとは思いません。川越のラッキーパンチが当たったことで、逆に少し気負いすぎたのかもしれません。今季の安楽は追い詰められるとたちまち余裕がなくなってしまうから。
それにしたって、相手の滝沢も育成から支配下になったばかりのルーキー、余裕のなさは同じだったことを思えば、あの場面でしっかり仕留めた滝沢をやっぱり褒めるべきなんでしょう。

育成からこういうのが出てくる、ホークスしかり、そしてライオン、これも常勝軍団に見られる現象か…と、正直、驚きと妬ましい気持ちが隠せませんでした。

これで追いつけないならお終い

で、1点を追う9回表は2番黒川から始まる打順でしたが、その黒川が2ベースで出塁し、0アウト2塁というチャンスの場面を作りましたが、次の3番浅村が三振、4番島内がレフトフライ、代打の切り札銀次がライトフライでゲームセット...。とても11連勝していたチームとは思えない最後でした。

さぁ、今日は則本が先発。今まで連勝ストッパーと陰口を叩かれることもありましたが、今回は連敗ストッパーに改名する絶好のチャンスになっています。ノリ、ビシッと頼みますよ。