たられば
カード負け越しが続いているからか、イーグルスの周囲は「たられば」のオンパレードになりつつある。上手くいかなった結果の後で、こうしていれば....、あぁしていれば....。
選択肢がいくつかあって、自分の思っていた選択肢ではないところで采配(プレー)が行われ、それが悪い結果になったときに出てくる。
ただ、こればかりは、「何が正解なのか」だれにも分からない。「たられば」が実際に行われることは永遠にないわけだから...。
石井監督はGM(だけ)だったときに、平石イーグルスの問題点をいくつかあげて、三木イーグルスに代えた。石井GMの頭の中にも監督采配(チーム運営)に関する「たられば」がいろいろあったのだろう。
そして、巡り巡って今は自分が監督になって戦っている。いわば、あのときの「たられば」を自ら実践していることになる。
で、どうだろう。「(石井くん)実際にやってみると、なかなか大変だろう?」と声をかけたくなる今の状況である...。この声掛けに、石井監督はどう応えるだろう...。
石井GMが当時あげていた平石Eの問題点が石井Eになってどれだけ改善されているか、というのは興味のあるところ。あとで比較してみたい。
昨日のゲーム
H3−4E
ナイスピッチング
昨日のゲームは先発の辛島がシッカリ投げたことが勝因、これは間違いない。
6回裏のディスパイネの一発は自分でも悔いの残る一球だったのだろう。次の今宮にもヒットを打たれたのは、「悔い」を引きずっているように見えた(少なくとも石井監督には…)。
流れが変わりそうなところで、石井監督はいつもの「瞬発力」を発揮し「苦しいときの宮森」を投入、(結果として)流れを渡さなかった。
ディスパへの一球は、1ボール2ストライクと追い込んだあとの一球だっただけに勿体なかった。一発警戒を優先していればインコースを投げる必要はまったくなかったから。(ま、これも「たられば」であるが。)
そこまで先頭打者を一人も出塁させない先発投手としてはほぼパーフェクトなゲームメイクだっただけに、6回は投げ切らせたかった。
ま、辛島のことだから、続投でも投げ切っていたかもしれない。
しかし、石井監督は宮森を投入した。ピッチャー心理のわかる監督だから、もしくは野球の「流れ」の分かる監督だから(?)の采配ということにしておこう。
危なかったソンと松井
7回裏のソンは危なかったね。先頭を出して、中村の痛烈な当たり。これがファーストへのライナーでゲッツーは、ツキがこっちにあった。
そして9回裏の松井裕樹も危なかった。7回裏、中村の当たりはツキにも救われ失点に結びつかなかったが、9回裏はその分倍返しされたかのような2ラン、1点差まで追い上げられた。
あそこで切り替えられるところは、松井の経験値だった。周東を三振に切って、どうにかゲームセット。いやいや、あっさり終わらないところがホークスらしい。
帰ってきた●●
辰己
コロナ明けで辰己が帰ってきた。4打数1安打は、ま、復帰戦としては普通だが、守備に安心感が出てきたのと、8回表、渡辺佳明の内野ゴロの間に3塁からホームインした走塁は辰己ならではだった。
涌井
これでまた面白くなってきた。今日は涌井が先発である。簡単にはマウンドを降りないはずなので(ただ、石井監督のことだから無理をさせずに5回まではありうる。)、久々のカード勝ち越しを期待したい。