E3−0L
先日、楽天を戦力外になった藤田一也選手は守備でチームを勝利に導いた守備の名手だ。職人と言われたり、藤田プロと呼ばれた選手である。
藤田の「守備」が「チームを勝利に導く」とまるで「攻撃」手段のように言われたのには理由がある。並の守備なら、やはりそれは「守り」であって「攻撃」ではないのだが、藤田の守備は普通なら失点に結びついたであろう当たりを阻止する守備だったからである。つまり失点を阻止する守備は味方が得点するのと変わらないというわけだ。
昨日のゲーム。3点リードで岸から8回のマウンドをリリーフしたのは酒居だった。9番金子から始まる打線だったが、2アウト満塁のピンチに迎えたバッターは5番川越。この選手にはたびたび痛い目を見せられてきたから嫌な予感があったのだが、それが見事的中したような痛烈なセンターへの当たりだった。あれは辰己でなければ完全に抜けていた。良くて同点、オコエだったら川越まで還ってきていただろうw(ごめん、オコエ…)。つまり逆転されていたと思う。ところが辰己がこれを見事キャッチ、ぶじ無失点で切り抜けたのだった。
昨日の3得点の内訳は
- 島内の初回2ラン
- 浅村の5回犠牲フライ
だったわけだが、今回のゲームでは辰己のファインプレーによる3得点を加えるべきだろう。
つまりこうだ。
私はこれから辰己選手のことを
辰己プロ と呼ぶことにするw。
昨日のゲームのヒロインは島内と岸の2人だった。ま、岸は7回無失点の勝利投手、島内だって先制となる2ランだ。この2人ははずせないだろう。しかし、島内の先制2ランにも匹敵する終盤の逆転3点ファインプレーの辰己もこれに加えたかった。そういうことですw。
石井監督のゲーム後の監督インタビューでは「辰己もたまにはやってくれるなと思いました」とちょっと皮肉のきいたコメントだったけどねw。
さぁ、今日の先発は連勝ストッパーの田中将大だ。ただ、今回は連勝で迎えるゲームではない。田中自身がチームを連勝に導けるかどうかのマウンドという点で今までとは違う。そろそろ連勝請負人と名前を変えたいところだw。まずは無失点ピッチングで味方の援護を待ちたい。