わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

3位決戦の雑感

 カード初戦は逆転サヨナラ勝ち。CS進出をかけた「3位決戦」の2連戦は劇的な勝利で幕を開けた。相手ロッテとのゲーム差は「2」だったから、連勝すればゲーム差がなくなる。なんか面白くなってきた。以下、ざっくり雑感メモ。

初戦

  • E5×−4M
  • 古謝は味方の3点先制のあとの失点。四球のランナーを置いてポランコに2ラン、続くソトにもソロ。3得点をたちまち吐き出した。ここで粘れればもっと勝てるピッチャーになれるだろうに。ロッテの直前カード、同じルーキーの西武・武内がプロ初完封だった。やはり武内が1、2枚上手ということ。
  • ピッチャーでは延長10回の同点マウンドに立った渡辺翔太も痛かった。先頭を四球で歩かせ、送られ、タイムリー、典型的な「やられるピッチャー」のパターン。昨シーズンの無双ぶりから「恐さを知った」危うさが出てきた。越えなければならない壁にぶつかっている最中。チームは逆転勝ちで自身はまさかの勝利投手に。火消ししたご褒美にいただく白星というのが今までのパターン、今回は失火したのを味方打線が消火してくれて転がり込んだ白星、これはもう泣くしかない、申し訳なくて...w。
  • 渡辺翔太がサヨナラ勝ちで沸くチームの中で一人号泣。自身の失点で負けゲームになるところを味方が逆転サヨナラゲームにしてくれたのだ。かつて同様に勝ちゲームで号泣した小郷が万歳三唱のレフトスタンドから戻るとき渡辺翔太にずっと付き添っていたのが印象的だった。こういうチームだから「ちな鷲」がやめられないw。
  • 渡邊佳明が同点犠飛、伊藤裕季也が逆転タイムリー、この2人がヒロインだった。小郷と辰己ばかりにいい思いはさせられない。そろそろ俺等の番...。楽天の97、98年組は当たり年になってきた。
  • それにしてもロッテの助っ人の充実度が羨ましい。ポランコ、ソトのアベックホームランはそれぞれ21号だった。まるでかつてのAJとマギーのよう。第2戦の予告先発にはシーズン途中に補強したカイケル(2015年にサイ・ヤング賞を獲っている。)を当ててきた。



第2戦

  • E8−1M
  • 相手のミスに助けられた面もあったが、連勝でゲーム差ナシの3位浮上。もっとシーソーレースの展開を予想していたが、スムーズに追いついた。
  • 藤井が6回1失点で10勝目。先制点のあとの失点は先頭・ポランコのホームラン。先頭なので勝負しかない、ポランコは藤井に合っていた。最少失点で食い止めたこと、味方の大量得点がこの後だったこと、ま、藤井のゲームメイクと言っていい。二桁勝利は意外とすんなりクリア。塩見も辛島も成し遂げられなかった二桁勝利を藤井がクリアした。1つの節目を越えたことでピッチングに安定感が出てくる予感。たくましさが出てきた感じはある。
  • 印象に残った選手は伊藤裕季也。前日のサヨナラ打に昨日も乗せられていた感じ。中島の穴を渡邊佳明と伊藤裕季也の2人がバランスよく埋めているのがいい。