わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

連勝ストッパー田中将大は●●神ではないぞ...。

L3×−2E

気の毒なのはどっち?

田中でやっぱり勝てなかった。田中が勝てなかっただけではない。引き分けにもできなかった。しかも、よりによってサヨナラ負けときた。
2回に2点先制したあと、4回裏に1点返され、7回裏で同点にされた。ここまでが田中だった。そして8回裏を酒居でしのぎ、9回裏は安楽ではなく西口をマウンドへ送ったが、前日に5勝目をあげた西口もクローザーの独特な重圧には耐えきれなかったようだ。2アウト1、3塁、森の前の岸をアウトにすれば引き分けだったが、その岸にサヨナラタイムリーを打たれてしまった。

前日のブログに田中が今回も勝てないようなことがあれば大きな声で「田中は●●神だぁ」と叫んじゃうと書いた。なので叫んじゃおうとも思ったが、やめておく。なぜなら、昨日のゲームは田中が「気の毒」だったから。これまでの勝てないゲームはともかく、昨日のゲームに限っては田中が「気の毒」だった。

主力との関係

これまでの田中登板ゲームでは相手ピッチャーが田中に負けないくらいいいピッチングをしていたから、野手がなかなか得点できないのもやむを得ないところがたしかにあった。
しかし昨日のゲームは違った。相手先発の渡邊勇太朗は序盤からボロボロだった。3回途中で降板するまで、打者14人に対し6個の四球を与える荒れようだったのだ。それなのに楽天攻撃陣は2回にたったの2得点、しかも相手のエラー絡みからの得点だけだった。

なぜか田中が先発のときは主力(特に浅村)がメタメタなのは分かっていたが、昨日のゲームではそれがあまりに露骨に出てしまった。主力の野手たちは田中に何か不満でもあるのか、それとも田中にひどく気後れしているのか...。チャンスというチャンスを主力がことごとくつぶしてしまった。

たとえばこんな感じ。
初回、先頭の山崎がストレートの四球で出塁すると、2番岡島がライト前ヒットで0アウト1、2塁の大チャンス。相手先発の渡邊は明らかに立ち上がりでアップアップの状態だったが、3番浅村が予定どおりのゲッツーで息継ぎさせてしまった。次の島内もあっさりファーストゴロでチェンジ。

5回表、先頭の浅村が珍しくヒットで出塁したが、今度は4番島内がゲッツーで2アウト。3番と4番が2人がかりで田中の足を引っ張っているように見えた。

極めつけは同点で迎えた8回表の大チャンス、ここで勝ち越せば田中に勝ちがつく可能性が残るという場面。1アウト1、3塁でバッターはキャプテン茂木。一発はいらない、たった1点あれば田中に勝利投手の権利が出るのだ。石井監督が選択したのはスクイズだったが、茂木はこれを失敗、キャッチャーフライにしてしまい、キャッチャー森がこれをスライディングキャッチのファインプレー。2アウトにしたばかりか、ライオンの雰囲気を一気に勝ちムードへと変えた。次のヨシアキも三振でチェンジ。ここで勝負アリだったね...。

ただね、守備の連携プレーなどを見ると、田中と野手はものすごく息があっているのだなあ。攻撃になるとたちまち固まる感じだ。ほんと不思議...。

ヤケクソ

3番、4番、キャプテンが田中の「勝ち」を着実につぶしていく展開...。もはや田中で勝てる気がしなくなってきたよ。田中はニューヨークのヤンキースファンのところへ返してやった方がいいのかもしれない...。ヤケクソになってそんなことを考えていた。ニューヨークでの田中の信頼の厚さ(ニュース)については昨日のブログに書いた。

さいごに余談だけど。6回裏のプレーボールに入る前だったろうか、楽天TVのテレビカメラがスタジアムの観客を追っていて、背番号7の大地のユニホームを着た子供と一緒のご婦人をカメラが捉えてズームしていたのだが、あれはたぶん田中将大の奥様の里田まいさんではなかったか。
実況のアナウンサーはまったく気づかず、それには触れずにいたから真相は不明だが、テレビカメラマンは分かっていたのではないだろうか。田中将大の息子が鈴木大地の大ファンというのは有名だw。