わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

3番以外にもけっこう差があったな...

M8−6E

はい、4連敗...。4連勝のあとの4連敗、4歩進んで4歩下がる...。ぜんぜん前へ進まないよ。それに比べ先頭を走るオリックスはこの一週間負けなしの独走状態と来た。もう背中も遠くになりつつあるな。

一昨日の勝敗を分けたのは3番の差だった、みたいなことを書いたけど、3番以外にもけっこう差があるなと感じた第2戦だった。あまり書き過ぎると楽天ファンにまた「馬鹿ブログ」呼ばわりされかねないので少し抑え気味に書くが、ようするにロッテの主力選手がそれぞれ自分の仕事をしているのに対し、楽天の主力選手はできていないことに尽きる。

それが一昨日は3番、助っ人、セットアッパーに顕著に出た。結局はそういうことだ。
で、昨日も連敗したということは3番だけじゃなくて全体的にそういう傾向があったということだろう。

例によって私から見た「ガッカリ選手」を書いておく。あと相手チームの「ガッチリ選手」も。隣の芝生は青い…のだ。

昨日のガッカリ選手

小深田

初回の攻撃、せっかく四球で出塁しておきながら相手Pの小嶋を助ける走塁をしたのが悔やまれる。逆をつかれての牽制アウトは相手の荻野だってたまにやらかすからそこまで責めるつもりはないが、昨日は逆をつかれたが運良くセーフ判定(相手のリクエストでも判定は覆らず)をもらって小嶋に相当のダメージを与えていたにも係わらず、よりによってまた誘い出されて挟まれ結局アウト、小嶋を助けてしまった。思わず、バカモン!と大声を出しちゃったよ。

逆をつかれたということは相手のモーションを盗めていないわけで、それでも走るという。無謀なのかお人好しなのか、相手がガックリきているところをしっかり手助けしてしまったのである。
野球は「流れ」のスポーツ。リクエストでも判定が覆らず相手が嫌なムードになりかけていたところで、さらに走塁を決めてやろうと思ったのかもしれないが、まんまと相手の術中にはまってしまった。「相手の嫌がる野球」をやるつもりが「相手を助ける野球」をしてしまう、「楽天選手のあるある」であるな。

初回を無失点で立ち上がったロッテは気分良く裏の攻撃に入り、たちまち2点先制した。これが野球である。

瀧中

先発の瀧中は3回途中、58球6失点で降板した。「ミスター安定感」と呼ばれている割にその安定感が一回おきぐらいになってきた。はたしてこれを「安定感」と呼んでいいのだろうか...。降板後は例によって「申し訳ないです。」コメント。間を空けずにリベンジ登板というパターンが続いているが、最初からリベンジのつもりでやってくれよ、という感じ。これからは「ミスター申し訳ない」と呼びたい。マジで。

森原

この人も変わってないな...という印象。自滅型のイメージがなかなか拭えない。ストレートで押すピッチングがぜんぜん「強気」に見えないところが残念。他のボールが不安で投げられないのだ。つまり余裕がないのだろう...。私にはそう見えた。相手バッターにもそう見えていたはずだ。
6回裏、1アウトから荻野にヒットを許して1アウト1塁で藤原。藤原にもストレート攻撃だったが、ここでボークをとられランナー2塁。藤原は討ち取るも、3番・中村にはストレート攻撃を完全に見透かされて初球をタイムリーにされた。お約束どおりの追加点。ただ、石井監督は7回も投げさせたね。チャンスを与えていた。

相手の佐々木千隼が見違えていた。唐川不在の中、しっかり勝ちパターンのセットアッパーを担っていたのだ。
彼もメンタルに難があって接戦では使えなかったピッチャーだ。それが人が変わったかのように勝ちパターンでも落ち着いたピッチングを見せていた。
佐々木千隼は森原とかぶるイメージであったが、佐々木の方が一足早く一皮むけた感じである。森原にも可能性はある。

浅村

そしてやっぱり3番の浅村。最近の浅村はカウントを取りに来た初球をあっさり見逃すイメージがある。で、難しいボールに手を出して粘っているように見えて「見逃し三振」も多い。じっくり見ていることがチームバッティングと言われるのはちょっと違うような気がする。四球はよく稼ぐが、それは並のバッターに求められるもので、浅村に求められているものではないと思うのだ。なんか大きな勘違いをしていないか。それとも勘違い野郎は私か…。
9回裏にとってつけたようなソロホームランを打った。でも、「だからどうした?」という感じ。ランナーのいるところで打ってほしいよ。ホームランを打っても打たなくても文句を言われるのは気の毒だと思うけど、勝ちにつながるホームランになっていないからつい愚痴が出てしまう。勝ちにつながらないナイスピッチングと一緒である...w。

相手のガッチリ選手たち

藤原

一昨日は3番中村だったが、昨日はこの藤原が目立っていた。あわやサイクルヒットというような活躍ぶりで才能が開花しつつあることを強く感じさせた。
今の藤原はエンゼルスの大谷の雰囲気になっている。「下半身」を意識したバッティングに取り組んでいることがアナウンサーから紹介されていたが、たしか大谷もそんなコメントしていたと思う。
藤原を見ていると、うちには見当たらない「才能」を強く感じてしまう。「隣の芝生は青い」現象かもしれないがw。

中村

そしてやっぱり3番の中村。昨日も期待通りの活躍で、この人はゾーンに入ってきた感じだ。うちでゾーンに入っていそうだった茂木は「疲れ」で離脱。
この差もあるのかもしれない...。