E1−3Bs
昨日のブログに「くれぐれも『気持ちの備え』を忘れずに!」と書いた。2位オリックスに連勝し1ゲーム差まで追い込んで迎えた第3戦、その先発が則本だったからだ。
前回、3年ぶりの完封までしてみせた(一応)エースピッチャーだから「ファンの期待」は相当な大きさまで膨らんでいたはずだ。しかし、周囲の期待が大きいゲーム、波に乗りたいゲームでなかなか本来の力を出してくれないのがこのエースである。
どうでもいいゲームなんて一つもないが、「ここはとりたい」というゲームはいくつかある。で、昨日のゲームがそんな大事なゲームの一つだった。しかもエースが先発、ただ、則本...。過度の期待はするなよ、覚悟というか心の準備というか、そんな「気持ちの備え」を忘れずしろよ、と言いたかったのである。ある意味、自分に言い聞かせていたところもある。
で、やっぱり上陸した。
則本は初回こそいい感じに立ち上がったけれど、2回以降はストライクとボールのはっきりした制球の悪さでテンポの悪いことといったらありゃしない。結果だけは6回1失点と最低限ではあるが先発としての仕事を果たしたかのようにも見える。
ただ、あのテンポの悪さでは味方の攻撃もなかなかリズムに乗っていけない。攻撃へのマイナス影響を考慮すれば1失点ではきかない内容だったと思う。
テレビ中継の解説者は「さすがの粘りのピッチングでした。」と則本を称賛する。則本をときどき見ているだけの者にはそう見えただろう。ただ、私の印象(評価)は違う...。
「あぁ、やっぱり連勝ストッパーだったよ」となる。