備忘録として
7月11日のライオンズ戦の中で楽天ベンチの取材をしていたアナウンサーから提供された情報。
石井監督が「炭谷のリードの優れている点、若い捕手に見習ってほしい点」についてコメントしたものである。正確ではないが、ざっくりこんな感じの内容だったと思う。
2点ある。
- ピッチャーのその日のピッチングで使えないな(悪いな)と思う球種があると多くのキャッチャーはそれを外してサインを出す(配球を考える)が、炭谷はピッチングカウントに余裕が出てきたときなどにあえてその球種を使ってきたりする。
- ピッチングの展開によって、絶対に避けたいボールがあれば事前にジェスチャーなどでアピールしそれをピッチャーに意識させようとしている。例えば、ここは「絶対に低く」とか、ここは「絶対に外して」みたいな場面...。
打者に球種を絞らせないようにする
不用意な一球にならないようにする
あたり前のことだけどそれを徹底できるかどうかは当たり前じゃないということなんだろう。
追記
7月14日の前半戦最後のゲームは岸が先発だったが、その岸が炭谷のリードについてコメントした内容が紹介されていた。こちらも一言一句正確というわけにはいかないけれど、ざっくりこんな感じだったと記憶している。
- 気持ちが乗ってきてテンポよく投げたいと思っているときは、それに合わせたかのようにサインをすぐに出してくれるし、ちょっと間を置きたいというときは、やはりそれに合わせたタイミングでサインを出してくる。
- 久々に(バッテリーを)組んだが、投手の癖を覚えていてくれたんだなあと思うところがあって任せられる...。
もうひとつ
これはリードとも少し違うことなんだが、私が炭谷のプレーを見ていてすぐに目についたのは、ミットの「構え」方である。ピッチング動作に入るまでは内と外を行ったり来たりゆらゆらと打者を牽制しているようで、構えが静止すると同時にミットも「スーッ ピタリ」と停止させるのだ。まるで「ここ!」とミットが訴えているように。
他のキャッチャーはちょっと違っている。ミットに主張(アピール)がないw。些細な違いに思えるが、もともとピッチャーというのはデリケートな生き物である、与える効果はそれほど小さくないだろうな...と思ったり。