E3−0M
先発のマー君が6回106球5安打6奪三振2四死球無失点で2勝め。
各チームとも「マー君対策」に躍起になっているのだろう。ストレートの球威も変化球の精度もだんだん良くなってはいるが、圧巻のピッチングとまでは言えない。
特に昨日のロッテはしぶとかった。6回のうち三者凡退は1イニングだけ。あとの5イニングはランナーを背負っての手強い展開だった。マー君がたびたび険しい顔つきになっていたからところどころギアが入っていたはずである。
それでもマーティンを始めとする助っ人外国人選手に仕事をさせなかったのはさすがだったと思う。一発警戒でも制球が狂うことはなかった。ま、チーム全員が助っ人外国人みたいなメジャーで戦ってきたわけだから取り扱いは慣れたものだろう、当然といえば当然か。
あとは「根負けしなかったこと」もかな。助っ人相手に一発警戒でも制球が乱れなかったのも含めて、ヒロインでは自身「己に負けなかった」という表現をしていたけど、バッターに粘られ根負けして四球になるような場面がないところはさすがにマー君だと思った。
ただ私を含めた楽天ファンの多くがマー君に期待するピッチングはまだまだこんなもんじゃない。一軍に上がってきたばかりの9番バッターに10球も要するようでは話にならないw。軽く手玉にとってほしいのだ。私の正直な心の声は、先日のオリックスの先発・山本由伸のような数字を求めているw。
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とは言っても日本での登板はようやく3回め。それで2勝はやはり立派だ。なんといっても8年ぶりのNPB。日本仕様にしてブイブイ言わせるには微妙な調整が欠かせないのもわかる。
持ち上げてみたり下げてみたり...w。ま、マー君に対しての期待は別格だから...。石井監督もコメントしていた、「期待に応えるのは彼の使命」。今はその調整過程をせいぜい楽しむことにしよう。
で、マー君のことはこれくらいにして。注目(称賛)すべきは7回からのリリーフ陣だろう。7回ソン、8回酒居、9回松井。ソンと酒居は前日のカード初戦からの連投になった。こちらもピシャリとは行かなかったが、結果はオーライ。一昨日の初戦では6回をブセニッツに、点差のあった9回は西口に任せたが、いずれも無失点に抑えた。投手陣に打者へ向かって行く姿勢を感じるのは私だけだろうか。石井監督のこれまでのゲーム後のコメントなどから投手陣に求めるスピリットのようなものを感じるときがある。投手陣の意識改革の効果が出始めているのではないかという気がする。グッジョブである。投手陣もそして監督、コーチも。
バッターでは大地や岡島が調子を上げてきたのに対し島内がやや落としている気がするが、皆が皆良いというわけにもいくまい。茂木も戻りつつあるが、連続で使い続ける仕様ではないから内田を絡めて結果オーライの打順が組めたらいい。それこそ石井監督のお手並み拝見である。