わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

今シーズンの則本は一味違うことがハッキリしたね。貫禄のピッチングで山本と堂々投げ合ってくれた。松井裕樹もなんだかんだと失点しないから凄いよ。

Bs0−0E

則本は大人になったなあ。8回までよく0点で抑え切ったと思う。元奪三振王と現奪三振王の投げあいになって相手の山本にはびんびん刺激を受けていたと思うけど、冷静に丁寧に投げてくれた。アッパレだった。

8回98球2安打6奪三振無失点が則本。一方の山本は9回96球3安打5奪三振無失点。数字でも山本にぜんぜん負けていなし、あのまま完封もできたと思う。

でも石井監督は代えたね、松井裕樹に。ここらへんが昨シーズンの三木さんやその前の平石なんかと違うところだ。まず、あの則本にもなんら遠慮がないのが良い。それに代え時を分かっているというのか、野生の勘が働くというのか。実際に則本に9回を投げさせていないから結果がどうなったかは分からないけど、松井裕樹でとりあえず逃げ切ったから継投策は成功だった。というか、則本が完封しての引き分けよりはあとあと良い影響を残す形になったと思う。松井の存在価値が上がった?定着した?...。則本だけじゃなくて松井の自信にもなった。「一粒で二度おいしい」パターンだ。
松井は少しバタバタした感じはあったけど、2アウトからだったのでそれほど心配はしてなかった。満塁になったとしても次にアウト一つ取ればいいくらいに考えていたw。

さいごに。引き分けたから言うわけではないが、相手の山本はやっぱり凄かった。あれで「特別良かった」というわけでないところが凄い。普通にあのピッチングをされてしまっては、彼が投げるときはよくて引き分けという感じである。
あの山本がうちのゴールデンルーキー早川と同い年。早川の完成度の高さはもはやルーキーのレベルを遥かに超えているけど、山本の完成度はまた別の意味の凄みがあるな。
私なりの勝手なイメージで言うと、早川が佐々木小次郎で山本は宮本武蔵のイメージだなw。いやはや98年組の怪物ども、すごいわ...。