わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

こうなったらメヒアを獲得するしかないぞ...

L5−4E

ほんと不思議。
3回までほぼ完璧なピッチングで無失点に抑えていたのに、味方が得点した途端、裏の守りには失点してしまう。ピッチャーの悪いパターンの典型だよね。
このパターンについて思うに、ピッチャーには大きく2通りあって味方が得点したときに「ヨッシャー」と喜ぶタイプと「うぅ...」と表情が一瞬曇る、もしくは一瞬緊張が走るタイプがある。得点した側のベンチの様子が映し出されるときにカメラは必ず先発ピッチャーの様子も拾うからそのときに注意して見ていると分かる。

で、塩見
...はというと私の印象では後者のタイプのように思う。つまり、味方が得点したときに一瞬緊張が走るような表情になる。気を引き締めるという取り方をすれば良いことなのだが、だいたいは裏の回で失点する展開にしてしまうから、味方の先制点を重荷にしてしまうタイプなのだろう。もちろん、先制点が大量点の場合は別だ。

というわけで、
味方は先制したが、その裏、塩見はすぐに同点にされた。ところが勝ち越しまでは許さずに5回表を迎えると、味方がまた1点勝ち越しに成功する。で、その裏。勝利投手がかかったイニングというのも影響したのだろうか、今度は逆転を許してしまった。
このときの失点の仕方が非常に良くない。2アウト3塁の場面で3番スパンジェンバーグを迎えたのだが、塩見クラスになったらここで切るピッチングを見せてくれないと...。
結局、塩見はこれに一度もバットを振らせずに四球を与えてしまう。おそらく次のバッターのメヒアが気になっていたのだと思う。

ここらへんは完全に心理戦。
打席にいるのはスパンジェンバーグなのに、次のメヒアの存在に負けている。これで2アウト1、3塁。
そして迎えたメヒアに逆転タイムリーを食らう。もう完敗である、メヒアに。アナウンサーの紹介によると、メヒアの「対塩見の打率」は8割だとか。そういう打者とまともに勝負したのが考えられない。塩見が時々使う「大胆に行き過ぎた」という反省の弁。こうなってくると、「大胆」というより「(相手に)呑まれてしまった」という方が正解ではないかと思えてくる。つまり、相手の気迫に呑まれてしまい吸い寄せられるように好球を投げてしまう。
タラレバではあるが、メヒアの圧に呑み込まれそうなときは、それこそ「大胆に」外すという選択が正解に違いない。メヒアをこれ以上好き放題させるわけにはいかない。こうなったら「いち投手」の問題ではない。もはやメヒアは楽天の天敵である。チームとしてなんとかせねば。

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またもやメヒアの餌食に....

ロッテがホークスの天敵になりつつある。
よりによって、ロッテがホークスに勝ってしまったよ。仮にこの3連戦でライオンに3連敗、ロッテがホークスに3連勝なんてことになったら、前のカードでロッテを3タテにした意味がなくなるではないか。
ホークスにはロッテを叩いてもらい、楽天もライオンに勝って倍速で2位浮上と行きたかったところだが、ホークスにとってのロッテが、まるで楽天にとってのメヒアのようになっている...。勝負ごと、そうそう上手くはいかないのであるな。