L5−1E
苦手かどうかを決めるにはまだ早いと思っていたが、
前回はまったくいいようにやられてしまったノリンが相手の先発。そのノリンに1回表を三者凡退に打ち取られ、「やっぱり苦手かも...」というムードで始まったゲームだったが、そのノリンにアクシデント、2回表に一度も投げずに降板した。
このチャンスを楽天はモノにしなければならない。で、すぐさま貴重な先制点を上げたところまでは良かったが、そこで一気にいけない。というか、雑な攻撃で流れをこっちに持ってくることが出来なかった。2回表の攻撃、あそこがターニングポイントだったなあと振り返ってみて思った。
先発マスクの太田があまりに簡単すぎた。
ノリンからスイッチした中塚を攻めて先制点、なおも1アウト1、3のチャンスに打席に立ったのが8番の太田だった。
前のバッターの渡辺佳明は代わったばかりのピッチャー中塚を強襲する内安打で出塁していた。マウンド上の中塚は緊急登板だったところへ先制点を奪われ、なおも自分への強襲内安打で1アウト1、3塁というピンチ、相当追い込まれていたはずだ。
ここはじっくり嫌らしく中塚を攻めて大量点へと結びつけたいところだった。が、よりによって太田は初球の高めのボールに手を出し、キャッチャーフライでアウトになった。たった1球で終わり。あまりに簡単に終わってしまった。相手ピッチャーの中塚を助けるビックプレーだった。中塚はこれで息を吹き返した、間違いない。
高めのボールで犠牲フライくらい打てるだろうと手を出したのかもしれないが、まったく周りの状況(というか相手ピッチャーの状態)が見えていない。キャッチャーとしてはあまりに鈍感な太田のプレーだったと思う。中塚の心境を考えればもっとじっくり攻めてチャンスを膨らますことを選べたろうに、太田は犠牲フライという最低限の仕事をすることで頭がいっぱいだったようだ。あれでは下妻を抜けない。
ま、あそこで大地あたりに打順が回っていればぜんぜん違う展開になっていたと思うが、いまさらじろうというやつだ。
ということで総括すると、
大地と浅村の2人が抑え込まれるとほとんど勝てないチーム...。それが今の楽天というチームである。そのことを改めて思い知らされたゲームだった。
久々スタメンの銀次も...
帳尻合わせのようにヒット1本は打ったが、チャンスでは見逃し三振と機能しないまま終わってしまった。データ的な裏付けがあっての選手起用だと思うが、上げたかと思えば使わないうちに落としたり、どうも選手起用が空回りしているように思えてならない。
さぁ、今日は期待の瀧中が先発。
3連敗だけは避けたいし、この若いピッチャーを勝たせてもやりたい。鈴木ソラはいつのまにか消えたが、ようやく出てきた若いピッチャーだ。あげてもろくに使わず落としてしまう今のベンチの起用基準が今ひとつピンとこないが、瀧中は2回めのチャンスを与えられた。しっかりアピールしてほしいね。ところで藤平は今も化粧水の研究に余念がないのだろうか...まったく。。
追記
昨日9月26日は、7年前に楽天がリーグ優勝を決めた日だったよう。しかも、場所も同じメットライフドーム。マー君が最後に三振にとった西武の4番が浅村だったらしい。そんな記念すべき日に惨敗したわけだ。さびしいねえ。