E6−9Bs
福井の正体
福井にこびり付いてしまった「負け癖」は、もはや初回の3点先制程度では剥がせないくらいに頑固なモノになっていたようです。
今シーズンの福井は自滅型のイメージを払拭、ストライクゾーンで勝負するスタイルが板についてきた感じで、いつ勝ってもおかしくない、というか「そろそろ勝ちをつけてやりたい」と周りのだれもが願っていたある意味果報者のピッチャーだったわけですが、味方が初回に3点を先制し、「勝ち投手」のお膳立てがされようとした途端に「悪いときの福井」が目覚めてしまったようでした。
「3点先制」が福井に与えた微妙な変化。「勝ち投手」になることの心の準備ができていなかったということでしょう。3点先制は刺激が強すぎた....。1点ずつ、緊迫した展開だと状況は違っていたかもしれません。
いつも思うのですが、ピッチャー心理って繊細で複雑で深すぎます。
改めて思います。
涌井や牧田は化け物です。
ロッテが負けない
楽天が最下位のオリックス相手にどうにかこうにか勝ち越したのはいいのですが、最後の最後に痛い負け方をしているときに、ロッテは首位ホークス相手に堂々の3連勝です。
この差はいったい何?
楽天の先発ピッチャーがボロボロです。
- エースはベンチ裏ですっ転んで登録抹消
- ローテを守ってきたベテランが実は「負けゲーム」限定の好投手(「負け癖」の鎧をガチガチにまとっていた)だったことが判明
- 先発転向生の試運転にいまだチームが付き合わされ続けている
- 蓋を開けたらほとんどの先発がショートスターターになっている
- 弓削の抜けた穴には辛島、則本の抜けた穴には石橋...って、ほかに投手はいないのか?
- まともなのは移籍組ばかり...
追伸
このゲームでは牧田のクローザーが見られるかと楽しみにしていたのに、残念...。