わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

「三木はもう、無理...」からの卒業。選手もファンもこれからはそういう意識でいきましょうw。

ストライクゾーンで勝負できない福井...。楽天に来てからだいぶ修正されてきていたが、この大事なゲームで完全に元に戻っていました。
ま、福井には大事なゲームという意識がかなりあっただろうから、福井の真面目過ぎる本性が立ち上がりに出てしまったとも言える。なかなか取り扱いの難しいピッチャーなのであるな。

で、こうなるといつも思うのが、本当に福井しかいなかったのか?ということだけど、初物を使う勇気と余裕など今の三木さんにあるはずもなく、そこは期待しちゃいけないし、これが三木野球と割り切って見るしかない。いつの間にか消えた安楽はどうしちゃったのか。藤平のあの1回きりの登板はなんだったのか。あの危険球ショックからいまだに立ち直れていないということか。それともあのときの登板自体が間違いだった、とても1軍のレベルにはなかったということか。

で、同点に追いついた4回裏、5回からは福井に代えて酒居をマウンドへ送った。困ったときの酒居だ。酒居を先発で起用しても福井なんかより数段良いピッチングをしそうな気もするが、今度は酒居の代わりがいない。酒居に福井の代わりはできても、福井に酒居の代わりは務まりそうにないから悩ましい。

ただ、昨日は三木野球らしい小技満載の展開にはなっていたので、最後までそこそこ楽しめたゲームではあった。
8回牧田が大田にまさかの同点ホームランを打たれ、ゲームは振り出しに戻ってしまったわけだが、あれはだれも責められない。ただ、同じ打たれるでもよりによってそれがホームランとは。…牧田のペースに巻き込まれることを大田が懸命に断ち切ろうとしていた。あれはやっぱりバッターの大田を褒めるべきだと思う。

そしてどっちも決め手に欠けて結局延長へ。相手は西川から始まる嫌な打順だったが、辰己のファインプレーにも助けられ、もう負けはないという状態で10回裏。
しかし、この流れにあと一歩乗り切れない、勝ちきれないところがイーグルスが今の位置にいる原因なのだなあ。ここでヒーローが出てくるようだと、それこそ「三木マジック」と手のへらを返すところなんだが。

さてさて、ようやく三木さんの続投を匂わす報道が出てきた。一昨日の三木監督の笑顔の裏にはここらへんの事情もあったのかもしれない。
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昨日のゲームは結局引き分けに終わったけれど、随所に三木野球らしきものも混じっていた。「続投」の報道で腰を据えて本来の野球をやろうという雰囲気になってきたとしたら、残りのゲームはそこに期待しながら見るだけ。
ま、今の展開に慣れてきたということもあるんだろうけど、三木さんが素早く打ついろいろな手も当たる率は増えてきているようにも見える。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。
こうなったら「三木はもう無理」と投げやりに観戦するのはやめて、要は選手たちが三木野球の要求にどこまで応えられるかが鍵だ、みたいにできるだけ三木寄りになって観戦してみよう。今から来シーズンに向けた「三木寄り意識」を作っておかないと楽天ファンは務まらないことになりそうだから...w。
ロッテが負け、西武が負けた。できれば勝ちたかった。いや、今日は勝てる。勝とう。