わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

瀧中は「ゲームを作る能力」なら楽天でも3本の指に入るネ。延長10回表のマウンドでピシャリと抑えたロッテの小野くんにビックリしたよ。逞しくなったなあ、ほんと。

M3−3E(11/1)

引き分けはかなり微妙。一つも負けられない...。たしかに負けてはいないけど、6回まで勝っていたゲームだったからなあ。

先発の瀧中は相変わらずいい。実に落ち着いたマウンド裁きで安心して見ていられる。「ゲームを作る」能力という点では、涌井、岸に並ぶ力を持っている。このゲームも6.1イニングを102球3失点にまとめた。7回裏もマウンドへあがったが、菅野を四球で歩かせ、1アウト1、2塁、打席に井上晴哉を迎えたところで牧田へスイッチされた。いつもの牧田ならこの継投はもちろん正解なんだが、ここ数ゲームは失点する場面も多かった。瀧中のマウンド裁きの良さを考えると、続投か継投か、どっちが正解だったかはハッキリ言って分からない。結局、同点に追いつかれてしまった。代わって最初のバッター井上晴哉にいきなりの四球。最初から牧田らしくなかった。
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同点で迎えた9回は両チームとも守護神を投入。ちなみに楽天の元・守護神のブセは8回に登板。9回表の楽天の攻撃は3番浅村から始まる好打順(浅村→島内→鈴木大地)。一方のロッテは5番菅野から始まる打順(菅野→井上→安田)だった。さすが球界に名高い守護神同士、どっちも三凡で切り抜けた。
ま、逆の見方をすれば、楽天の攻撃陣は意地を見せたかった。最後のど真ん中のスライダーに空振り三振した浅村は「らしくなかった」なあ。前半ではこういう場面で必ず打ってくれていたイメージがある。浅村もここに来て本来のパワーではなくなっている感じ。

延長10回のマウンドが印象に残った。ロッテがマウンドへ送ったピッチャーが楽天から移籍した小野だったから。一方の楽天は松井裕樹の回跨ぎ。
この大事なゲームの同点の場面で送られたロッテの小野。楽天ではあり得なかったことだ。で、小野は堂々たるピッチングを披露した。成長したなあ、小野くん。逞しくなった。どうして、こうも変われるんだろう。ほんと不思議だ。やはり投手コーチの違いだろうか。
回跨ぎの松井裕樹は先発転向の経験が生かされたかな。最後の角中にはヒヤリとさせられたが、なんとか無失点で切り抜けた。
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それにしても勝てない。相手チームの4倍もの安打数を数えながらそれを得点に結び付けられない。ピッチャーはゲームを作っているのだが、援護射撃がこうも的を外しているようではやはり今の順位が妥当なチーム力ということだろう。ライオンが勝っていよいよロッテとライオンの争いという感じになってきた。