わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

ライオンの前に化けの皮を剥がされた…みたいな。

E2−10L

エース則本が先発しましたが、また以前の則本を見ているかのような内容でしたね。今シーズンの新生・則本もライオンの前に古傷が疼いて「新生」の良いところが出せませんでした。この場合の古傷とは以前にライオンの餌食となったときの記憶...。ライオンの古傷が微妙な制球のズレを招いていたように見えました。簡単に言ってしまうと「逃げていた」ということになります。意識は厳しいところを突こうとしているのですが、身体が自然と大きく外してしまう。いや、細かいことはいいです。エースが連勝ストッパーになっちゃダメ、それだけのこと。

150キロを超える剛球を封印し、岸も真っ青になるような糸を引くストレートを制球良く投げるのが新生(則本)スタイルでした。それが、ライオンにビビって狂いっぱなし。
5回10被安打5失点はエースとしては淋しい内容だったし、最終的に10失点という大量点を許すゲームの口火を切るピッチングをしてしまいました。
カード初戦の涌井のピッチングを見てからなので、どっちがエース?、これがエース?と、やや違和感がありました。ま、当の則本が性格的に一番そのことを痛感しているはずなんですけどね。

それでも今シーズンの則本が生まれ変わろうとしているのは事実、また、その片鱗を見せていたのも間違いないので、今回くらいは大目に見ることにしましょう。
で、次回も昨日のようなピッチングが続くようなら、そのときは「新生」は勘違いだったということ。見かけのフォーム改造に周りが勝手に騙されていただけってことになりますな。そうなると、ライオンの前に化けの皮を剥がされた、ということになります。
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Gから移籍の池田が登場
得点差がついたこともあって、8回表からウィーラーとのトレードでGから移籍した池田が2イニング投げました。はたして戦力になるか?...、テスト登板のような登場の仕方でしたね。結論は「落ち着けば使えそう」という感じでしょうか。
1イニングめは無難に3人で終えました。2イニングめは4番・山川から始まるライオンの重量打線を相手にしますが、6番中村を四球で出すなどランナーを背負いつつも無失点で2アウトまでこぎつけます。濃いところを過ぎてホッとしたのか、8番から3連打、たちまち4失点という展開でした。
バラツキはありましたが、キレのあるボールは投げられていたように思います。松井裕樹ほどの強いボールではありませんが、タイプは似ています。変化球の制球がもう少し落ち着いてくれば、左ということもあるので面白い戦力になりそうです。ウィーラーも活躍しています。池田にも「新天地」というチャンスを是非生かしてほしいものです。

さて、今日の先発は岸ではなく塩見のようです。塩見が今回のこの起用(岸ではなく塩見)に見事応えられれば今シーズンの塩見は期待できます。今日は「岸ではなく塩見」を印象づけるピッチングを見せてほしいな。

黙っていても、岸はいずれ修正してくるはずですから...。