わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

よく勝ったなあ...

E2−1L

魔の6回

あの桜井章一先生が言っています。「負けの99%は自滅である」と...。

昨日の先発・則本なんかは、そのことが非常に分かりやすく出るタイプです。最近は影を潜めて、少しは大人になったなと感じていたのですが、昨日のゲームではその兆候が見え隠れしていましたね。味方が先制したあとの6回、7回ですが、相当、いろんなことを意識(警戒)して、ピッチングが窮屈になっていました。

則本の失点をイニングごとに統計すると、6回に失点するパターンが多いのだそうです。勝利投手の権利が見えてきたり、すでに権利を得て守りに入りたくなるタイミンですね。意識過剰でそれまでのピッチングに微妙な変化が見え始めるイニング、そして失点へとつながっていく....。則本の神経質なところがよく出ている統計だと思いますw。

昨日の6回表のマウンドもあきらかな変化が見えました。
先頭の岸を2塁打で出すと、次の源田にフォアボール。このゲーム初の長打を打たれ、このゲーム初の四球を出したのがこの6回表でした。これはもう則本が自ら引き込んでいるとしか思えません。

しかし、味方の守備に助けられました。佐藤龍世の送りバントをファーストの大地がナイスチャージで処理。3塁でアウトにしたのは大きかった。次のヒルマもゲッツーに討ち取り、魔の6回は事なき終えました。あぶねえ、あぶねえ....。

そして、7回表のマウンド。これまた先頭の渡部健人をヒットで出塁させると、次の中村に四球、続く外崎には大きな外野フライで1アウト1、3塁にされると、愛斗の内野ゴロの間に1点返されました。
もう流れはノリの手中を離れました。栗山を迎えたところで鈴木ソラにスイッチ。7回途中での降板となったわけです。尻拭いを後輩ピッチャーに押し付けてマウンドを降りる、少し前までのノリの得意のパターンです。

警戒しすぎ...

解説の鉄平さんのコメントに、こんなのがありました。

「則本は考えすぎて(警戒しすぎて)自分のピッチングを窮屈にするところがあります。」

まったく同感です。岸や田中なんかにも警戒から制球を乱す場面はありますが、ノリが3人の中では一番それが分かりやすい。もう少しだなと感じる部分です。

ま、なんとかゲームは作り7勝め、とりあえずはグッジョブとしておきますが、昨日はフランコの2ランがたまたま出たので勝てたゲームでした。それだけ相手の松本が良かった。たぶん、則本よりも良かったと思います。

今井 vs 藤平

ということで、今日は楽天キラーの今井達也が登場しますね。うちは早川の先発のはずでしたが、体調不良で急きょ藤平に代わったようです。

今井と藤平はまさに同世代。かつては高校ビッグ●とか言われてちやほやされていたメンバーです。今ではかなり水を空けられた感じもありますが、同世代・早川のアクシデントで降ってきたチャンス。これを藤平がどんなパフォーマンスを見せて生かすのか、楽しみですね。

あぁ、やっぱそうなるか...なのか、オッ、藤平も意地を見せたね...となるか。ま、期待を裏切るのも藤平だし、期待に応えるだけのポテンシャルを持っているのも藤平です。とはいえ、あまり期待しすぎないようにと自分に言い聞かせているところです。

今井は相当タフなピッチャーです。球数を投げさせて攻略するという戦法は取れません。あとは藤平がどこまで食い下がれるか、ポイントはそこですね。松井友と藤井を巻き込んで、それこそ3人がかりで相手する、それくらいの感覚かもしれません。