わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

美馬はいなくなったけど、今の涌井なら補って余りあるなあ...。

L1−1E

安打数が7本ずつ。得点も本塁打による1得点のみ。まさにガップリヨツの引き分けでした。

楽天の先発は涌井。古巣(ロッテ)のそのまた古巣(西武)との一戦となったわけですが、4イニング投げて71球(16人)4被安打4奪三振無失点という上々の内容でした。140キロ後半のスピードボールとキレのある変化球を抜群の制球力で放ってきます。なんか二桁勝ってた頃の涌井に戻った感じ。前回も3イニング9人で終えるほぼパーフェクトなピッチング内容でしたから、2戦連続で安定したピッチングを披露してくれたわけです。ローテ入り確定ですな。

反対勘定でロッテに移籍した美馬との比較で考えてみても、今の状態なら涌井の方がはるかに上だし、戦力的には昨シーズンよりアップしたと考えて良いね。余談になるけど、涌井と美馬って年齢が一緒なんですね。(今シーズンの)年俸もほぼ一緒だし、FAや移籍にあたってはいろいろなドラマがあったと思うけど、落ち着いてみたら楽天とロッテでそこだけ選手が入れ替わっただけ...みたいな結果になっています。

ま、西武ファンの視点からすると、岸、涌井、牧田はかつての西武の両エースとクローザーなわけで、すっぽりこっちにいただいたような感じでどこか気がひける気持ちもありますし、これに浅村まで加わってしまうと、今回のところは無観客でとりあえず良かったかなみたいなことを思いながらスコアチェックしてました。

さて、涌井の次に投げたのが山川に本塁打を打たれた塩見でした。2イニング42球(11人)3被安打1失点という内容でしたが、ボール自体は走っていたし、大きな変化球も効果的に使えてました。最初の登板としては合格点ではなかったかと思います。30を過ぎたあたりからこの人のピッチングもだいぶ落ち着きが出てきたように思います。昨シーズンはヘルニア手術で登板数こそ少なかったですが、投げればゲームは作ってくれました。腰の調子にもよりますが、今シーズンは普通に登板機会を与えてやれば、そこそこの勝ち星は稼いでくれそう。特に西武戦、天敵だった大学同級生の秋山が海を渡ったので、気持ち的にだいぶ楽になっているんじゃないのかな...w。

あと、大地に待望の1本が出ましたね。先日の初ヒット以来調子を上げていますが。この人がのってくるとチームも勢いづく感じがします。根っからのチームリーダーなんですよね。今回は三塁に加えて一塁も守ってました。

で、茂木がショートのほかに大地の抜けた三塁を、小深田は茂木の抜けたショートと二塁を、内田は三塁とレフトを守るというように、豊富なバリエーションが試されていました。これにより攻撃パターンもいろいろ作れそうです。

三木野球についてなんですが、なんか材料を無駄にしないというか、料理によって材料を使い分ける感じというか、三木シェフの料理レパートリーはいろいろありそうで、あぁ、早く腹一杯食べてみたい、そんな感じです。

それにしても西武というチームは秋山というメイン材料の一つが使えなくなったというのに、相変わらず濃厚な料理に仕上がっているなあと感心するばかりです。シェフがいいのか、個性の強い素材が残っている(揃っている)のか、はたまた伝統料理の強みなのか...。

今コンクールで金賞を狙う際の最大のライバルになることは間違いありませんな。