わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

【オープン戦】高卒ルーキーの爪の垢を煎じて飲ませたい...。

連敗、しかも大敗

G7−1E

オープン戦の第2戦はジャイアンツと。大敗でした...。

先発の岸が1失点、次の涌井が3失点、その次の辛島が3失点、計7失点。

ま、この3人に対してはさすがの伊藤コーチも「先発失格」とは言えないでしょうw。岸の1失点は亀井の先頭打者ホームランという交通事故。本人のコメントどおりまずまず順調と見ていいし、涌井も辛島も開幕までにはきっちり調整(修正)してくるでしょうから。どちらかというと辛島の修正すべきハードルの方がちょっと高そうではあるけれど...。

「茂木vs小深田」は小深田で決まりそう
発熱で調整が遅れていたキャプテン茂木だけど、どうやら2軍調整になったようです。今の小深田の状態だと、開幕スタメンは小深田でほぼ決まりでしょう。とにかく守備が安定しています。これに勝負強いバッティングが加わりあの足を見せられたら茂木の体調不良がなかったとしても、どうなっていたことか。もしかしたら茂木のライバルは大地の方かもしれませんね。それくらい小深田の印象は強烈です。

黒川がスタメン
この日は浅村に代わって、黒川がスタメンセカンドでした。これでも高卒ルーキーか...。一軍でオープン戦に出してもらうだけでも凄いことなのに、第2戦で早々とスタメンを勝ち取りました。バッターボックスに立ったときの見た目も堂々としているし、身体つきも他の選手にぜんぜん見劣りしていません。素晴らしい。

「高卒ルーキーにレギュラーは無理...」なんてことを当の黒川はぜんぜん思っていないのかもしれません。「打率4割が目標」と言い切るくらいです。本気で開幕スタメンを狙っているような気迫を感じます。で、この点が内田や和田との大きな違いのように思います。

内田と和田
この2人へのチャンスはあと何回くらい与えられるのでしょう。というか、まだ与えるつもりですか?と逆に聞きたい。
コブクロのインパクトがある分、この2人の温さ、緩さが余計目についちゃうのは私だけでしょうか。プロの厳しさをルーキー達に教えなきゃならないプロ7年目の「右の大砲候補」たちですが、まずは高卒ルーキーの爪の垢を煎じて飲むところから始めることを勧めたいくらいです。

黒川、内田、和田の3人の今のレベル差がこの日の「9回表」のバッティングに顕著に現れていました。

9回表(一球速報)
  • 4番 内田 遊飛(1アウト)2球目、ど真ん中のスライダーを見逃し。4球目、外角低めの難しいスライダーを引っ掛けショートフライ。
  • 5番 和田 投ゴ(2アウト)1球目、ど真ん中のストレートを打ち損じてピッチャーゴロ。あっさり、簡単すぎる。
  • 6番 黒川 四球(出塁)フルカウントからの厳しい内角攻めをファウルにした後、7球目を見送り四球で出塁。
  • 7番 小郷 右安(出塁)2球目、ど真ん中のスライダーを見事にヒット。
  • 8番 田中 二飛(3アウト、ゲームセット)ファウルで粘りフルカウントに。7球目はバットが折れセカンドフライ。

使わないと勿体無い
その高卒ルーキーの黒川だけど、セカンドには不動の「浅村」がいます。さすがの黒川でも、浅村を押し退けるのは無理。かといって、このまま使わないのも無理。浅村のサブはもちろん、銀次の調子によっては勝負強いバッティングを買ってファーストで使うのも有り臭い。または大地をファーストへ回して黒川のサードだっていいんじゃない...。そんな気にさせる。

黒川は「使わないと勿体無い」と思わせてくれる選手。「ナオトさん(渡辺直人)のいつでも出られるように準備する姿勢が勉強になる。」とコメントしていたようだけど、これが高卒ルーキーですから...。

あぁ、爪の垢を煎じて飲ませたい。