わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

楽天の歴代ドラ1を並べてみたら、「当たり」はたったの4人でした...。

スカウト下手なのか育成下手なのか、どっち?

河北新報のオンラインニュースに楽天の歴代ドラ1位・選手一覧が掲載されていました。これを見ての第一印象は「楽天はスカウト下手」ということ。とても目利きとは言えない、残念ながら。
https://www.kahoku.co.jp/sports/eagles/20191018_02.htmlwww.kahoku.co.jp

もしくは「育成下手」という面があったかもしれない。他所のチームに指名されていれば成功した選手も、もしかしたらいたかもしれません。

ただ、プロ野球の世界は8割方、いや9割方かな、その選手自身の才能(身体的、精神的、性格的)によるものだと私は思います。そういう意味では、やはり楽天の歴代スカウトは各選手の才能の本質(特にメンタルや性格的な面)を見切れていなかったのではないか、そう思います。

●巻ではなく●林だろうと、私なんかは思うのだけど

石井GMはその見切れていなかった部分で、ずっと先延ばしにされてきた「見極め」を断行しているようにも見えます。言葉を変えれば、ダブついてきた選手たちを「整理している。」ということでしょうか。

ま、巷で話題騒然となっている地元スターの「高卒2年で見極められたら堪らないよなあ」というのは、私もそう思います。どうしても整理するというなら、杜の海老蔵の方だろうと私などは思いますが、石井さんと三木さんの構想は違ったようですね。

海老蔵のバッティングはこれ以上良くなるとはとても思えませんが、守備のスペシャリストとしての才能と実績が茂木、浅村のスペアとしてハズせなかったのでしょう。

浅村、茂木の後継候補としては山崎や佳明、更には今回指名の黒川までいるし、小深田の加入で地元スターの個性はすっかり薄くなってしまったのかもしれません。

地元スターには育成でもなんでもいいから球団に残ってスタメンを争う選手になってほしい。可能性という面では十分に備わっている選手だと思うから。ま、だからこその育成オファーだったはず。

歴代ドラ1を採点

さて、上の河北の記事を参考にドラ1選手を一覧に、最後に私の個人的な評価を「◯(成功)、△(微妙)、✕(失敗)」で表記してみました。

あくまで個人的な評価(印象)なので賛否両論ありそうですが、あしからず。

なお、中には大成功の◎をつけたい選手もいますし、大失敗の✕✕(wバッテン)をつけたい選手もいます。が、そこはグッと堪えて◯と✕の中に抑えていますw。

あと、オコエと辰己については◯でも良かったのですが、彼らのポテンシャルからしたらあんなもんじゃないだろう、ということで敢えて辛めの△にしてみました。こちらもあしからずということで。

実施年 氏名 ポジション 所属 評価
2004 一場靖弘 投手 明治大
2005 片山博視 投手 報徳学園
2005 松崎伸吾 投手 東北福祉大
2006 田中将大 投手 駒大苫小牧
2006 永井怜 投手 東洋大
2007 寺田龍平 投手 札幌南
2007 長谷部康平 投手 愛知工大
2008 藤原紘通 投手 NTT西日本
2009 戸村健次 投手 立教大
2010 塩見貴洋 投手 八戸大
2011 武藤好貴 投手 JR北海道
2012 森雄大 投手 東福岡高
2013 松井裕樹 投手 桐光学園高
2014 安楽智大 投手 済美高
2015 オコエ瑠偉 外野手 関東第一高
2016 藤平尚真 投手 横浜高
2017 近藤弘樹 投手 岡山商大
2108 辰己涼介 外野手 立命館大

全部で18人のドラ1選手たち。そのうち◯は4人、△が7人、残りの7人が✕です。だれとは言いませんが、△の中には2人ほど限りなく✕にしたい△もいます。つまり半分がハズレでした。トホホな結果になりました。

で、2019ドラ1の小深田くんはどうよ

さて、2019ドラ1の小深田くんですが、SNSを使った友人とのやり取りの中で「楽天に入りますか」の問いに「要相談」と応えて物議を醸しているようですね。

関西人らしい冗談と捉える向きと、入団拒否も有り得るんじゃないかという悲観的な向きと...。

ま、歴代の楽天の選手を見てきて、関西系の選手は意外と東北の水が合うと私は勝手に思っていますのでそれほど心配はしていません。

それよりなにより、「即戦力」という監督やチームの期待に応えてくれることだけを祈るばかりです。ハズレ1位が本当のハズレでは目も当てられませんから。