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大勝のあとのゲームで1点差負け
野村克也語録
楽天イーグルスの元監督の野村克也さんが
「強いチームは勝つ時は接戦、負ける時は大敗、弱いチームはその逆」
とよく言っていましたが、今のイーグルスがまさに「弱いチームはその逆」状態です。で、困ったことに(いや、幸いなことに...なのかな?)今のイーグルスはルーキーで勝って次のゲームをエースで負けるというパターンになっています。
星野仙一語録
これまた元監督の星野仙一さんが
「田中(将大)のときは1点あればいいのに何故か皆よく打つんだよなあ」
と言っていましたが、なぜかエースのはずの則本のときは打線が湿ってしまいます。マー君は正真正銘の楽天のエースでしたが、彼の例にならって「エースが投げるときは打線がよく打つ」ものだとすれば、今のエースは弓削であり、援護のない則本はエースとして何かが欠けているということになります。
いや、援護はあったのだった...
...とは言ってみたものの、昨日のゲームでは則本と同い年の浅村が初回から2ランの援護をしてゲームが始まったのでした。味方が得点したあとにすぐに失点するのは典型的な「則本パターン」。今回も2点先制したあとのイニングですぐに1点返されました。そして4回裏には栗山に逆転の2ランを許しました。
堀内のサインに首を振って打たれるパターン
このときも1ボール2ストライクと追い込んでから堀内のサインに首を振って投げたストレートを2ランにされています。「このときも」と書いたのは、実は前回のファイターズ戦でも堀内のサインに首を振って投げたストレートを渡邉諒に2ベースされたところから逆転劇が始まりました。則本がキャッチャーのサインに首を振って投げる決め球は「ストレート」、...は皆が知っていることです。ストレートと分かっていても打てない、もはやそういうストレートではなくなっています。そこにこだわってはいけない...。
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則本へのお願い
則本にはここぞの勝負どころで一度堀内に任せてみてもらいたい。エースの自覚とかいらないから、エースのプライドとか邪魔だから、一度初心に帰って投げてみてもらいたい。「ルーキで勝って次のゲームをエースで落とす」のは2回までが限度だと思います...w。
それにしても5回106球はちょっと球数が多すぎます。前日の弓削が7回87球でした。ピッチングスタイルの違いはあるにしてもあまりに差が大きい。釜田→辛島→則本で各2イニングずつ...みたいな豪華ショートスターターが頭に浮かびました。
8回表の嶋のバントがもったいなかった...
マーティンはアップアップだったのに...
8回表の先頭打者・田中カズキが四球で出塁しました。この回からマウンドにあがったマーティンの制球は定まっていなかった。次の嶋にもマーティンのピッチングは荒れ続けました。嶋はバッターボックスに立っているだけで0アウト1、2塁のチャンスの場面を作ることができたはずです。
ところが、よりによってというか、例によってというか、嶋はバントをしてアウト1つただでくれてやりました。
嶋の野球IQもこの程度なのだな....
3ボール0ストライクのときは嶋もさすがに1球見逃しましたが、3ボール1ストライクになったところでは我慢できませんでした。内角高めのボール球をバントしました。見逃していれば0アウト1、2塁でした。バントは成功したので楽天ベンチは盛り上がっていましたが、ライオンズは、特にマーティンはホッとしていたに違いありません。楽天野球はまったくめでたい野球です。チームリーダーと言われている嶋のプレーがこれです。つらいです....。
弓削が投げる時はいつもライブ観戦できていない
弓削が先発のときはいつも仕事が入ってしまいます。というわけで今回の弓削の登板ゲームも見ていません。弓削は今回のゲームも7回無失点という内容だったようで、いよいよホンモノっぽい。期待の若手ピッチャーがおおぜいいる中で、最初に出てきたのが弓削だったのですが、「なぜ弓削なのか....」と正直思っていました。
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なぜ弓削なのか?稀勢の里タイプ?...と思っていた
前回対戦したファイターズの選手も今回のライオンの選手も「なぜ打てないかわからない...」状態のようです。弓削の凄さを分かっていたのは楽天のピッチングスタッフだけだったということでしょうか。これは凄いと思います。それに見事に応えた弓削もすばらしい。前のブログに「稀勢の里タイプ」のピッチャーと書きました。持っている実力は凄いかもしれないが、それを出せずに終わるタイプではないかと思っていたのです。見損なっていたようならこれは嬉しい誤算です。次こそはライブで見てみたい。