M4−5E
先制、中押しと来てたけど...
昨日から千葉でマリーンズ戦。先発は則本でしたが、私の中では、〈肝心なところであまり頼りにならないピッチャー〉の代表格ですね、申し訳ないけど‥.w。
この日の攻撃陣はテンポが良かった。2回に小深田の2ランで先制すると、3回には1点返されるも、次の4回に太田の2点タイムリーで3点差としました。勝利投手の権利のかかった5回も無失点で切り抜けると、先発・則本は3点リードで6回のマウンドへと向かいます。
則本とはまだ2年残っています...
しかし、ここからでしたね、則本らしいマウンドになったのは...。たしかにマリン特有の風が一段と強く吹き続ける酷いコンディションではありましたが、エースと呼ばれることもあるベテランピッチャーです。なんとか切り抜けてほしかったところ、先頭の5番山口、6番井上と連続四球で0アウト1、2塁として好打者・角中でした。
で、これにタイムリー2ベースを打たれ2点差、続く代打の安田にも同点タイムリーを献上し、たちまち4−4の同点とされます。これだからなあ、則本は...。結局、6回途中、一つもアウトを取れずに降板しました。5回105球5安打6四球4失点は、ここ最近の田中、岸の2人のピッチングに比べ、ちょっと情けない。
リリーフした安楽が追加点を許しませんでしたから、最初から安楽でよかったと思わせる。ま、たらればではあるんですが、石井監督の継投が滑るのにはもう慣れっこになっています。
それにしても、この則本とは石井監督がGMの頃に高額の年俸で7年の契約を結んでいます。後2年残っているのかな。契約当初はチームのエースとして君臨する構想だったと思いますが、このままだといずれ「負の遺産」と言われないかと心配です。とほほほ...。
島内の勝ち越しホームラン
同点にされて嫌な空気が漂うイーグルスベンチでしたが、8回表、この日スタメンに入っていた島内が2アウトランナーなしから、貴重な貴重な勝ち越しソロを打ちます。相手はマリーンが誇るセットアッパー・ペルドモでしたからその価値は更にアップします。
浅村が今、チームのプレッシャーを一人で背負い込んでいるように迷走中です*1。この重い荷物を一緒に持ってもらえる島内の復調をみんながどれだけ待ち望んだことか。で、この一発勝ち越し弾でした。これはもう是が非でも勝たなくてはならない展開になりました。
ソラからユウキへ
昨日のイーグルスのセットアッパーは鈴木ソラでした。左が続く打順ということもありましたが、ソラは見事に三者三振で乗り切りました。前日まで魔の8回となっていましたが、意外とすんなり通過しました。
自信を持ってストレートを投げ込めているのがいいですね。アウトコースへクロスに投げ込まれる150キロ台のストレート、ストレートと分かっていてもなかなか打てません。
そしてようやく松井裕樹へバトンが渡ります。たった1点のリードでしたが、今シーズンの松井裕樹は制球が定まらずバタバタするということがありません。
先頭の藤原は出しますが、後続をバント失敗とゲッツーで打ち取りゲームセット。則本が一度は帳消しにしてしまった〈勝ちゲーム〉でしたが、再び手繰り寄せることができました。ヒロインはもちろん島内です。
*1:余談になりますが、昨日のゲーム後の石井監督コメント。小深田のホームランについて、「...思い切っていってくれたので結果が出たのかなと思います。不安に打ってたら打てないんで。強いスイングで仕掛けてくれたかなと思います」というのがありました。あれは浅村に向けたコメントでもあったように思いましたw。