わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

弓削の先発ローテ入りはまだ早い(無理)でしょう。

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先発でゲームを作れるレベルにはない...

ソフトバンクとのオープン戦は第2戦。イーグルスの先発はルーキーの大型左腕、弓削でした。かなり期待されているんですね。この時期のオープン戦で先発を任されるということは、先発ローテの最終候補者に名前があるということでしょう。でも、ハッキリ言ってまだ無理です。一昨日、このブログにも書いたように、先発でゲームを作れるレベルにはほど遠いです。
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身体もでかいし、監督やコーチを唸らせる良いボールを投げるのでしょう、きっと...。でも、ゲームでもその持っている力を普通に出せるかどうかは、また別の才能です。昨日のピッチングを見る限り、まだバッターと戦える段階にないですね。つまり、持っている力を普通に出せる能力が不足しています。ストライクを取るのに苦労しているようではまだ自分との戦いのレベルです。これは想像ですが、ブルペンとかだと制球はそれほど悪くないのだと思います。ブルペンでのピッチングをゲームでも普通にできるようになって初めてプロの打者と対峙できる、そういうことです。

2回のピッチングを普通にできるようになれば...

ただ、2回のピッチングは本来のピッチングの片鱗が見える内容でした。ボールに力があったし、立ち上がりの初回と比べたらまるで別人でした。変化球でストライクが取れていたので落ち着いたか、いきなりの4失点で開き直れたか...。ホークスの選手がボール球に手を出して助けていた印象もありましたが、あれは変化球が切れていたと取ることもできます。ストライク先行のピッチングができればホークス打線相手でも戦えるピッチングになることは分かりました。ただ、3回以降はまた不安定になりましたね。無失点で一応は切り抜けた形ですが、四球がからんでテンポの悪いマウンドになっていました。3回2/3で81球では球数多すぎです。何度も言いますが、あれでは勝てる先発投手にはほど遠いです。
いつも変な例えになって評判があまり良くないのですがw、弓削のイメージは元横綱の稀勢の里と重なります。持っている実力を普通に出せるタフさを身につけることができるかどうか、問題はそこ...。とりあえず、現段階で開幕ローテ入りは無理だと思います。

攻撃陣の明るい材料

攻撃陣ではいくつか良いところが出ていました。まず田中和基が戻ってきました。あと前日にデッドボールで途中交代したオコエが普通にプレーしていました。浅村に待望の一本が出ました。ずっと音無しだったブラッシュにもタイムリーが出たし、にもホームランが出ました。嶋は「シーズンにとっておきたかった」みたいなコメントを出していたようですが、ここで打てたことで気持ちよくペナントレースに入っていけることの好影響は計り知れないです。気持ちよく入っていけるといえば、ウィーラーも3ランを打ちました。スロースターターの彼も今シーズンは早くからキャンプに合流して調整していました。いつもよりエンジンのかかりが早そうで頼もしい限りです。

さいごに

あと1週間もすればいよいよ開幕です。ソフトバンクとのオープン戦は本番さながらの緊迫したいいゲームでした。結果は1勝1敗、気のせいか、はたまた希望的観測か、イーグルスにも底力のようなものを感じるようになってきました。少なくとも攻撃陣は昨シーズンよりも厚くなっています。心配なのは先発陣の厚みだけですが、昨日の弓削の出来は想定内だったと思います。さて、次に試すのはだれか、出てきてほしい救世主が...。