わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

9安打5得点のオリックスに20安打の楽天は8得点でようやく勝ちましたぁ。同じルールで戦っているとは思えない効率の悪さですw。あと、ハーマンの継投失敗についての感想です。

もっと楽に勝てたゲームだった...

  • Bs5-8E

勝つには勝ちましたが、なんとも後味のスッキリしない勝ち方でした。というのも、こっちは20安打で8点、向こうは9安打で5点というスコアからも分かるとおり、もっと楽勝で勝てたゲームだったからです。

ヒット数の割にとにかくバタバタしたゲーム展開でほとほと疲れてしまいました。

20安打で二桁得点できないのも無理ないなあ、という攻撃でした。

酷かったのは4対4の同点で迎えた7回表の攻撃でした。ウィーラーから始まる打順で3連打、0アウト満塁のチャンスで嶋がセンターオーバーを打ったのに1点しか入らないという攻撃をして見せたのです。

ウィーラーがホームインしたのは当然ですが、次の銀次が何を勘違いしたのか3塁を回ったところで止まってしまい、3塁とホームの間に挟まれアウトになってしまいました。この場面です↓。

銀次の勘違いか、3塁コーチの勘違いかは分かりませんが、ホームアウトではなく、塁間でのアウト、なんとも中途半端なわけの分からない攻撃をしてしまったものです。

上の映像を見ると、平石監督はベンチで怒鳴っていたようだし、2塁に到達した嶋は苦笑いしながら首をかしげていました。満塁でセンターオーバーのタイムリー、これで得点したのがたったの1点とは....。

20安打で二桁得点できないのも無理ありませんね。ほんとうに疲れる攻撃でした。しかも、そのあとの辰己はショートライナーでアウト、飛び出した3塁ランナーのオコエもアウトでチェンジになりました。「まったく何やってんだ?」という攻撃でした。

まさかの8回ハーマン、でも裏目に...

とりあえず7回表に1点リードし、その裏を宋がピシャリと抑えます。そして8回表、3点追加し4点差として8回裏へと続きますが、おそらくハーマンは使わないだろうと思っていたら、なんとそのハーマンがコールされました。ま、4点差ならハーマンも大丈夫だろう、前日のリベンジをさせてやろうという親心だったと思いますが、これが完全な裏目に。

プライドの高いハーマンにいらぬ配慮は逆効果です。プライドが高い分、「ここで絶対に失敗はできない...」ハードルは前日よりもさらに高くなるわけで、ハーマンの繊細さには4点差が逆に重荷(4点差もあって逆転されるわけにはいかない...)になっていたようにも見えました。いつものパフォーマンスを出せばいいんだ、と言わんばかりのリベンジ投入はハーマンという精密機械(インテリ)のことがまったく分かっていないように思います。
www.washilog.com
www.washilog.com

ピッチャー心理を知る伊藤コーチがなかなかハーマン交代を決断できずにいるのを見て、平石監督がしびれを切らしたかのようにベンチを飛び出しました。ハーマンは結局1イニング持たずに降板です。

プライドが高く、繊細であるのは、ハーマンの個性です。周りがどんなアドバイスを送ったところで、容易に改善するものではありませんし、特効薬があるとも思えません。ここはとりあえず戦場から解放してやり、自分の頭で整理させてやるのが一番ではないかという気がします。頭のいい選手なので、自分で何か対処法を見つけてくれることに期待した方が良さそうです。あれこれ周りからアドバイスするのは逆効果になる可能性があります。

ハーマンの個性が出ているなあ...と思った記事でした。↓
www.chunichi.co.jp

救いは福井をリリーフした西宮の強気のピッチング

勝ちゲームにはなりましたが、バタバタした後味の悪いゲームだったなあというのが率直な感想ですが、唯一救いだったのは、先発・福井の後を受けてマウンドに立った西宮ですね。今シーズンの初勝利をものにし、このゲームのヒーローにもなりました。

5回裏の攻撃は1番から始まる好打順、ランナーを出しながらも3番大城、4番吉田と三振に討ち取ったピッチングは見事でした。逃げていなかったもの。

今の西宮はこれまでのイメージから脱皮しそうな雰囲気がありますね。昨日の記事で、西宮に対する信頼度をリリーフ陣の一番最後にしてしまいましたが、訂正が必要になってくるかもしれません。嬉しい誤算ですw。