E1−4H
俺様→涌井様→岸さん
...という先発リレーになってしまったカード。岸が1点リードのまま6回まで投げ終わったところで降板し、後を受けたのが今シーズン初リリーフとなる松井裕樹だった。で、松井が得意の先頭打者出塁からイニングをスタートさせると、あれよあれよと2失点、逆転された。「岸様」が「岸さん」となった瞬間である。
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三木采配がなかなかハマらない。
動けば裏目という印象がある*1。逆転された7回裏の攻撃も0アウト1塁のチャンスに得意の代打・藤田。バントを確実に成功させようという意図は分かるが、これが3バント失敗で1アウト。で、代走に送っていた辰己が牽制で誘い出され2塁で走塁アウト。代打の内田は四球で出塁、次の小郷もヒットで2死1、2塁とするも小深田は代わったモイネロの前に三振で3アウト。やることなすこと見事にハズしてしまっているのが痛い、痛すぎる。三木さんの「持っていない」感が半端ない感じだ。
あえてタラレバを言わせてもらえば、
7回表は岸続投で、仮にスイッチするとしても松井裕樹ではなくて牧田だったろうと思う。で、松井裕樹はやっぱり9回でしょ。ホークスの松井裕樹の制球難への対策が徹底していたから、9回でも結果は一緒だったかもしれないけど、やるなら中途半端はよくない。後味悪いので、というのは個人的な感想である。あと、代打・藤田のところは岡島だったろうという気がする。ま、後出しだとなんとでも言えるんだけどねw。
それに比べて8回表のホークスの攻撃は見事にハマっていた。
先頭がヒットで出塁し、次の周東が一発でバントを決めると、次の中村がタイムリーで簡単に1点追加。モイネロへのスイッチといい、やることなすことピタッとハマった工藤采配。選手ひとりひとりの能力差と言ってしまえばそれまでだが、あまりに好対照だったのでくやしい。
やっぱり三木さんは作戦コーチかヘッドコーチの器なのかもしれないなあ。
戦略や理論は間違っていないと思うし、指導者としては一流なんだと思うけど、いざ、ゲームでの「仕掛けるタイミング」、「順番」、「人選」などなどが、裏目裏目に出てしまっているから見ていて辛い。あきらかに「持っていない」のだな。
前にも一度書いたけど、平石監督、三木作戦(ヘッド)コーチの組み合わせが正解だったのではないか*2...と妄想にふける今日この頃。こまった...。