安楽の代えどきが難しい...
- E4-5Bs
先発は安楽は、今回もゲームは作ってくれたけど、5回を過ぎるとやっぱり減速感は否めないかな。
投球回 | 打者 | 球数 | 被安打 | 四死球 | 失点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
安楽 | 6 | 25 | 82 | 7 | 2 | 4 |
被安打7のうち本塁打が2本というのが痛かった。でも、相手の先発・山岡は被安打5のうち3本がホームランだったから、ま、いい勝負だったと言えないこともない。山岡も4失点だったし...。
安楽のピッチングで一番気になったのは被安打7のうちの3本が6回に集中したことでしょうか。これに四球も絡んで6回に2失点してしまいました。6回になったらスライダーの抜け球やフォークの抜け球が目立ち始めました。右腕の力が緩んでいたのは明らかですね。
コースを丁寧について打たせてとるタイプのピッチングに変えた今の安楽にとって、制球とボールの切れは生命線です。ただ、この生命線を維持できるのはどうやら5回くらいまでが限界のような印象の昨日のピッチングでした。上の投球内容を見ても分かるとおり、球数は80球そこそこ。無駄玉を投げている印象はありません。安楽の代えどきは結構難しそうです。
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プチ・ショートスターターという発想はどうよ...
平石監督が「則本の穴はショートスターターで埋める」とコメントしていた時期がありました。安定した中継ぎ陣をフルに稼働させようという作戦だったと思います。幸いにも明らかなショートスターターをとった起用はまだありませんが、安楽あたりは5回もしくは球数60球あたりでスパッと代える「プチ・ショートスターター」スタイルなんかが案外ハマりそうな気がしないでもありません。
ちょうど今だと日ハムの栗山監督が斎藤佑樹の起用法として使っているイメージが強い「ショートスターター」ですが、まだ成功している感じはありませんから、ここはイーグルスが安楽を使って「プチ・ショートスターター」という新たな起用法を確立させるというのはありかもしれませんw。
安楽に失礼かもしれませんが、日ハムの斎藤佑樹と安楽にはどこか被る要素がありそうです。どちらにもメンタルのしぶとさはあるんですが、身体的なパフォーマンスがそれについていけてない....みたいな。話がそれてしまいました...、戻します。
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プチ・ショートスターターの場合の勝利の方程式はちょっと長い、当然だけど...
今回は安楽が6回まで、7回森原→8回ハーマン→9回(松井裕樹ではなく)青山の順でした。さすがに1点勝負の展開でしたので石橋とはいきませんでしたが、青山が痛恨のソロホームランを打たれてしまい、これが決勝点になってしまいましたね。
ただ、青山のあの一発はタマタマです。青山だから打たれたという印象はありません。相手バッターを褒めるべきですね。とんぐうユーマー(頓宮裕真)ですか...。ルーキーだそうですが、オリックスらしい選手だと思いました。
仮に今回のゲームで安楽を5回でスイッチしていれば、3−2とリードした状態で6回青山→7回森原→8回ハーマン→9回松井裕で「わしほー」です。こっちの得点だけ考えると7回に1点追加していますから結果は4−2で楽勝の展開でした。ホントかな...(´・ω・`)。