わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

みんなが気持ちよく継投できないか。あと、この頃の高梨のピッチングが少し心配です...

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 用事があって東京へ。移動中の新幹線の中、楽天TVでオリックス戦をチェック。今では当たり前になっていますが、新幹線のwifiは本当に便利。

天敵に今シーズン初勝利

  • E5-3Bs

 今シーズン、1勝も出来ていなかった天敵オリックスにようやく土をつけましたね。先発の美馬が2勝目。6回1/3、打者28人に対し球数88球被安打8四死球1失点2でマウンドを降りました。7回は1アウトの後、大城、福田と連打され1、2塁の場面で左の西浦のところで高梨にスイッチしました。

 先発ピッチャーにとって、ランナーを溜めてマウンドを降りるというのはどうなんでしょう。先発で行けるところまで行って、というベンチの采配も分からなくはありませんが、いずれ肩を作るのであれば、高梨に7回の最初から投げさせても良かったように思いました。もしくは宋から7回をスタートして途中から高梨でもいい。

みんなが気分良く追われる継投じゃダメなのか...

 何を言いたいかというと美馬がせっかく好投したのに、最後がどうもモヤモヤ感の残る終わり方ではありませんか、ということです。ベンチとすれば7回まで投げきって欲しかったということでしょうが、そうそういつも期待どおりに行くとは限りません。

 リリーフ陣が結構いい感じで機能しているわけですから、美馬は6回まで好投してスッキリ7回を次のピッチャーに託す。7回のピッチャーも自分の役割を果たして8回をハーマンに託す。そして、9回は松井裕へ。…これでいいんです。

 ある程度規則的な役割分担で回される分には、リリーフ陣にとってそれほど大きな負担はないはずです。負担が大きいのは急な登板要請で肩と気持ちを作ることです。予め自分の出番が分かっていれば、それに合わせて身体と気持ちの調整ができる。

 先発も自分の仕事を終えて気持ちよくマウンドを降りて、次のピッチャーも真っさらなダイヤモンドからゲームを始める方がどれだけ負担が少ないか...。そして皆気持ちよく自分の登板を終えられたらこれ以上ない投手リレーのような気がします。

その見極めをするのがベンチだと思う

 どこで先発を代えるのか、その「見極め」こそがベンチの仕事。連打されてランナーを溜めたところで交代させるのなら、ある意味だれだってできる采配です。どうも今のベンチは代えるのが1テンポ遅いような気がします。あとのピッチャーが踏ん張ってどうにかこうにか悪い展開にはなっていませんが、後ろへのしわ寄せが余計な負担を作っているようで気になります。

 前日の安楽のピッチングについて平石監督が「ボールにもうひとつ意図を持てば成長する」とコメントしていたのをスポーツニュースで読みました。読んで思ったのは、安楽の代えどきについてはベンチにも責任あるようなあ...ということです。
www.washilog.com

 ま、安楽の更なる成長を願っての「引っ張り」だったとも解釈できます。いや、平石監督のことなので、きっとそうなんだとは思いますが、ベンチにも「投手起用にもうひとつ別の意図、見極めがあれば(チーム自体)もっと成長する」と思うんですけど...。

最近の高梨がちょっと残念

 あと、最近気になっているのが高梨のピッチングが「逃げ腰」に見えてしまうことです。昨日のゲームでもそんな感じを受けました。7回表に美馬の後を受けて登ったマウンドで最初の西浦を三振にしておきながら、次の吉田正には急にストライクが入らなくなり結局四球で満塁にしてしまいました。

 吉田には、向かっていくピッチングというより吉田の強打をかわそうとしているピッチングに見えました。ピンチのときに左キラーとして登板するケースが多いわけですが、「ただ(四球で)歩かせるため」だけに登板しているようなピッチングが目立っているのが気になります。

 高梨はどんなピンチの場面でも自分の仕事を淡々とこなすクールなイメージがありましたが、この頃は「怖さ」を知って、ときどき「脆い」面が顔を出すように変わってきた印象があります。「怖さ」を知った上でなお、ルーキーイヤーの頃のように「自信を持って(怖いもの知らずで)」向かっていける、そうなったときはさらに一皮剥けた状態(証)ということになるのでしょうか。