わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

伊藤コーチの優柔不断な面が出てしまったように思う。

  • E1-4Bs

岸の復帰登板ゲームだったが、勝ちきれな切れなかった。岸のピッチング自体はさすがの内容だったが、投手戦になってしまったので、伊藤コーチの(いつもの)優柔不断な面が悪い方に出てしまったような気がする。

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岸の代えどき

岸は7回99球3被安打2四死球1失点という成績だった。復帰登板とは思えない素晴らしいピッチングだった。勝敗の分岐点は7回だった。ロメロのホームランで同点にされたが、あれが余計だった。岸の勝ち星消えた瞬間。

久々の1軍での登板。岸でなければ普通は6回くらいで代えていたと思う。で、そうしていればきっとロメロのホームランは避けられたなあと思うのだ。

6回で岸を降板させて、7回をブセニッツに任せていればあのホームランは避けらていた可能性が高い。岸の場合は、復帰登板の時期も別格の扱いだったけど、復帰させたらさせたでこれまた別格の信頼(というと聴こえはいいけど、要は岸の扱いに気を遣いすぎたこと)が判断を鈍らせた。

エースだから7回までは...。そんな期待とベンチの雰囲気があったに違いない。ただ、2ヶ月ぶりの1軍マウンドだったことに加え、この日は例年にない気温の高さなどもあった。球数は100球に到達していなかったが、7回のピッチングにはそれまでなかった抜け球が出始めるなど明らかに疲労が見えていた。

6回が終わったところで、おそらく「いけるか(伊藤コーチ)」「いけます(岸)」みたいなやりとりはあっただろうと思う。そりゃあ岸にしてみれば、別格の扱いで調整させてもらってこの日の登板を迎えたわけだから、6回くらいで「そろそろ無理です...」とは意地でも言えないだろう。

だからこそ、あそこはコーチとして、もしくは監督として、「良くても悪くても7回は代えるぞ」というベンチ責任投手起用をやってほしかった。日ハムの栗山さんのように。...というと栗山さんを褒めすぎかなw。
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8回は宋ではなく、ブセニッツだった...

宋の場合は連投による疲れだ。同点の場面なので必勝リレーということなのは分かるが、ピッチャーのコンディションをちゃんと見ていたら別のピッチャーの選択肢があったはずだ。

8回の宋は先頭を四球で歩かせてしまうくらい疲れ切っていた。もうボロボロ。あの状態との比較ならまだマシな投手が他にいそうなものである。このイニング。3番大城、4番吉田の前に四球を2つも出してしまった。結果的に3失点でここでほぼゲームセット。

たまにはピッチャー(の実績)任せではなく、コーチ決断(采配)でピンチを乗り切るところも見せてほしい。

ちなみ6回で岸が降板していたら次のピッチャーはどうなるか。ブセニッツ→森原(青山)→松井裕でいいんじゃないか。

さいごに

岸の復帰戦だったので勝ちたかったところだが、野球というゲームはなかなか思うようにはいかない。前日のゲームでは天敵でもある相手エースの山岡を攻略しておきながら、今回は成瀬という旬を過ぎた先発相手に、今度はこっちがエースを立てて勝てなかった。野球の不思議で面白いところである。

今日のカード3戦めはこっちが石橋、あっちはkー鈴木。普通なら向こうがだんぜん有利だが、このカードの流れからするとどっちに転がってもおかしくない。たまにはオリックスに勝ち越したい。

石橋の先発は伊藤コーチの目利きによる起用なわけだが、ここでも代えどきに注目したい
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