- 則本が「寝違えて」登板回避
- 「すみません」って...だれに謝ってるんだよ...
- エースとしての2人の違い...
- 菅野クラスでも初実戦では課題が見つかる...
- 菅野クラスでも見つかる課題があります、則本などは「寝違えている場合」ではないのです...
- さいごに
則本が「寝違えて」登板回避
オープ戦が始まりました。
イーグルスの初戦はジャイアンツでしたね。試合前には則本と菅野のエース対決が話題になっていました。
ところが、蓋を開けてみると則本が首を寝違えて登板回避というなんとも情けない展開になっていて驚きました。
「すみません」って...だれに謝ってるんだよ...
翌日のスポーツニュースで則本が菅野に「すみません」とメールを送ったことが話題になっていました。
正直、なんか妙な感じを受けたわけですが、それって私だけ?...。
まだオープン戦なので選手各々が自分をアピールする場、自分の実戦での課題を見つける場になるわけですから、そういう意味では「チームに申し訳ない」ということではないのはわかります。また、則本クラスの実績があれば、いまさらアピールでもないでしょう。
なので、別にだれだれに謝れと言うわけではないです。ただ、(仮に謝るとしても)菅野じゃないよなあ、少なくとも...。そんな違和感がありました。
エースとしての2人の違い...
菅野と則本、どちらも「チームのエース」と言われる2人ですが、2人の違いはこんなちょっとしたアクシデントにも出てくるよなあ...、と感じました。
まだ開幕まで1ヶ月ほどありますので、則本の「無理はしない」というのは正しい判断だったと思いますが、そもそもこの日の登板が単なる「菅野さんと投げ合いたい」という則本個人の希望で実現したわけではなかったはずです。
この時期に出しておきたい(確認しておきたい)実戦での課題をチェックする意味があった。
自分の不注意でその貴重な登板を回避するしかなかった。エースと呼ばれる投手としてはちょっと情けないような…。それだけです。
ただ、ダルビッシュなんかもよく「寝違えて」登板を回避してました。不注意とはいっても「寝ている間のことなので注意しようがない」、そういうことかもしれません。何か予防策などはないのでしょうか、真面目な話...。
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菅野クラスでも初実戦では課題が見つかる...
ゲームの結果は6-3でイーグルスが勝利をおさめました。
菅野は決して満足のいくピッチングではなかったようですが、そのこと自体ぜんぜん問題ではありません。何度も言うとおり、この時期の登板は「実戦での課題」をあぶり出すことが一番の目的なのですから。
菅野のコメントをスポーツニュースで見ました。引用しておきます。
ちょっと体が軽すぎる部分がある。投げ込んで、もう1回体を張らして、自分の感覚を呼び戻したい。
次にやるべきことは菅野の頭の中で明確になっています。さすが球界を代表するピッチャーですね。
それに比べて我チームのエースは首を寝違えて軽めのキャッチボールで調整...。「すみません」こんなエースで...。
菅野の次の登板は3月2日あたりが有力らしいです。則本の次の登板もだいたいそのくらい、遠征先の台湾での登板かな...と思ったら、昨日、「台湾遠征を辞退」というニュースが流れて来ましたね。
大事をとってのことなのか、思ったより(寝違えた首が)深刻なのか...。
プロ入り後最高の仕上がり状態と話題になっていた則本ですが、どうも雲行きが怪しくなってきました。期待しすぎないようにした方が良いかもしれません。
菅野クラスでも見つかる課題があります、則本などは「寝違えている場合」ではないのです...
さて、菅野は今回の登板で把握した課題に向けて調整していくわけですね。それに対し則本は次の登板が実戦での最初の課題のあぶり出しということになります。この1回分の差(果たして1回で終わるかどうかも怪しくなってきましたが...)がどのくらいの違いになって本番に出てくるかは正直分かりません。
ただ、菅野の方が調整に余裕がある、それは間違いないでしょう。というか、予定どおりの調整を無事にこなすことも「勝てるピッチャーの要素」です。
菅野クラスのピッチャーでも、今の時期に見つかる課題があります。で、それを修正して3月最初のオープ戦でまた試す...。そこではまた細かい修正点も出て来ることでしょう。あとはそれに微修正、微調整を加えていく。身体の疲労と相談しながらの行程ですね。これを繰り返して開幕には出来る限りの最高の状態を作っていくわけです。
則本はこの貴重な行程(機会)の1回分を飛ばしました(活用できませんでした)。ここは1ヶ月前だったことをラッキーと思うことにしましょうw。
さいごに
則本の仕上がりの早さ、仕上がりの良さが(本人曰く)「過去最高」などと盛り上がっていただけに、今回の「首の寝違え」というアクシデントに対し、昨シーズンまでの則本に感じていた「心許無さ」に似たものを強烈に感じています。
今回のアクシデントがなければ開幕投手は則本でほぼ決まりだったと思います。ところが今の状態では分かりませんね。
則本には是非、昨シーズンまでの「心許無さ」を払拭してほしい。それには最初が肝心です。万全な状態でシーズンのスタートを切らせてやりたい。
最初でつまずくと則本は意外と長く引きずるタイプです。 (´・ω・`)。