わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

兄貴分の田中将大が戻ってきて弟分の則本は蘇る兆しだね...

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アニキ、お帰りなさい...

昨日の日ハムとの練習試合に先発したのは則本。
マー君が帰ってきて楽天投手陣は四天王状態になっているわけだが、実戦登板はキャンプ途中参加の田中が先陣を切って、次が則本となった。このあと岸、涌井という順番で登板が予定されているらしい。

ところで、マー君が戻ってきたので今シーズンは「エース則本」と呼ばれることはほとんどなくなるはずだ。
昨シーズンからチームに加入した涌井は「則本がいることで『エース』と呼ばれる重圧から解放された」みたいなことを言っていたが、だれがエースと呼ばれるのかは主力投手たちにとっては結構意味のあることなのかもしれないね。

涌井のように気楽になれるかどうかは選手それぞれで、その選手の性格なんかもあるだろうから一概には言えないが、則本の場合はどうかと想像するに他球団から来た投手にエースの座を奪われるのは普通なら悔しいはずだ。
しかし相手がマー君となれば話は別だ。気持ちよくエースの座を明け渡せるし、昨シーズンの涌井と同様で重い荷物を降ろせるに違いない。「アニキお帰りなさい」みたいな感じだろうか。ヤクザ映画の世界とかぶってしまいそうだが、感覚としてはそれに近いものがあると思うな...。なんと言っても昨シーズンまで「チーム田中(田中組)」の代貸し的存在だったわけだしw。

話が横道にそれてしまった。その則本が練習試合では2回パーフェクトの素晴らしいピッチングを披露したようだ。残念ながらライブで観戦できる環境になかったのでテキスト速報とwebニュースからの情報ではあるけどね。

2イニングパーフェクトという結果のほかにも特徴的なことが2つ。

  • 昨シーズン採用していたセットポジションからのピッチングをワインドアップに戻していた。
  • 球速が151キロでていた。

ここ2年は5勝どまりと結果を残せていなかった則本だが、今シーズンはまずまずのスタートが切れた。
やはり「エース」という重荷をおろせたことや、注目がマー君一人に集中していることも案外良かったのかもしれないな。

それからマー君の存在自体も大きいはず。ルーキーイヤーで開幕投手を務め15勝をあげて新人王を獲ったときの自分を思い出させてくれる存在に違いないと思うから。

今シーズンの則本は化ける気がするなあ。そして2013年シーズンと同じように開幕投手は則本でいきそうな予感もしてきた...。