わしログ

いち楽天ファンの雑記ブログ...

私が来シーズンに最も活躍を期待する楽天の若手投手、それは【西口直人】投手です。

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楽天イーグルスで来シーズン活躍してくれそうな若い先発投手を上げろと言われればすぐに何人かの名前が浮かびます。

藤平、古川、近藤、池田、そして西口松井裕樹もこれに加えたいところですが、彼はストッパーとしての可能性を多分に残していますので、別にしておきます。

それから今年のドラフトで指名されたルーキーたちの中にも面白そうな投手がいますよね。鈴木翔天くんなんかは開幕までにどんな風に仕上げてくるか実に楽しみです。
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でも、今あげた若い投手の中でも私が最も期待しているのは西口直人投手です。今シーズンの初登板はとてもインパクトがありました。あらためて紹介しておきます。



初登板は9月30日のオリックス戦

西口の初登板は9月30日のオリックス戦でした。結果は

  • E2-5Bs

スコアはこんな具合になってしまいましたが、西口のデビュー戦としては悪くなかったと思います。こんな投手がイーグルスにも眠っていたんだ....、なんか嬉しくなったのを覚えています。

1軍初登板の西口は8回途中まで球数100球を要せずに無失点に抑えていました。素晴らしかった。

7回で代えてやれば良かったのに....、と思わないこともありませんでしたが、西口投手の将来のためにはあの展開でも良かったかな、だんだんそう思えてきました。というか、そう思うことにしたのでしたw。

西口から2ランを打ったのはオリックスの宗選手22歳でした。西口投手が21歳、同世代の宗は「1軍は甘くないぜ...」と言わんばかりに(1軍の)レベルの高さを見せつけたわけです。

西口の1軍デビュー戦は天国から地獄へ、「ほろ苦い」というよりは、「とても衝撃的な」特別なゲームになったはずです。

負け惜しみでもなんでもありません。本心から言わせてもらいます...。

「宗くん、ありがとう、おかげで(うちの西口にとって)良いゲーム(勉強)になったよ....。」と...。

西口の初登板の印象

初登板は9月30日でしたが、なんで今頃出てきたのだろう、もっと早く1軍で投げさせても良かったのではないか、そんな完成度の高さでした。なので、負けゲームではあったけれど、それほどガッカリはしなかった。逆に突然の「希望の星」の出現に飛び上がって喜びたい気分でした。

球威、制球力、バッターとの戦い方を心得たマウンドさばき....と、どれをとっても1軍で十分に通用するレベルに見えました。

あくまで個人的な意見ですが、初登板の対戦チームのエースだった金子千尋にピッチングのイメージ(特にフォーム)が重なります。あのときは8回途中まで投げて四死球が1でした、これはたいしたものです。ストライクを取るのにぜんぜん苦労していなかったし、マウンド上でいろいろなことを試しているような余裕さえ感じさせるマウンドでした。

球速も140キロ台後半は出ていたし、大きな変化球も効果的に操っていたからかなり落ち着いて投げられていたはずです。メンタルの強さも申し分ありません、まさにピッチャー向きの選手です。

イーグルスがこれまでドラ1で獲得した投手は数多くいましたが、1軍の初登板でこれだけ堂々としたピッチングの出来た投手が果たして何人いたでしょう。

西口は2016年ドラフト10位の選手で、甲賀健康医療専門学校出身という異色の選手でもあります。

イーグルスのスカウトスタッフはよくぞこの素材を見逃さなかった、そして指名にこぎつけた。すばらしいの一言です。

若鷲の援護

西口の初登板ゲームは若鷲が躍動したゲームでもありました。オコエ瑠偉がホームランを含む2安打を打てば、西口の女房役だった堀内も2安打(内1本がタイムリー)とこのゲームの得点はすべて若鷲たちが叩き出しました。

特にオコエ。バッターボックスで構えた(立てた)バットを上下させながらタイミングを取っていました。オッ、オコエ瑠偉も色々試しているな...、ちょっと嬉しくなりました。しかもすぐに結果に現れて...。なぜかベンチで声を出すオコエの映像が映し出されたり。オコエもやる気出してます、それを表現したかったのかもしれませんね...w。

村林は守備で貢献していました。西口の初マウンド、トップバッターの深いショートゴロを見事アウトにしたのが村林の好送球でした。このアウトは大きかったね。西口の滑り出しをスムーズにした大きなプレーになりました。

ま、村林についてはバッティングが相変わらずの音無しで、絶好球をアッサリ(いとも簡単に)見逃すからテレビの前で何度か大声を出していましたね。
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最後は高梨だったけれど...

それにしてもです。イーグルスのリリーフ陣はどうしても松井裕樹にストッパーを任せたいようでした。このゲームの9回には高梨がマウンドに上がりましたが、まるでお約束のように失点、しかも3失点も...。

勝ちゲームを消しているというよりは、「松井裕樹の先発転向」を妨害しているように見えました。

森原といい、高梨といい、「いやいや、僕が最後というのはないですよ。やはり守護神は松井裕樹さんしかいないでしょ...。お願いしますよ。」

...みたいなピッチングになっていました。

歯がゆかった...

しかし、今回は西口直人という久々に活きのいいピッチャーが出てきたので良しとするか...と気持ちを切り替えたのを思い出します。*1

西口直人投手のプロフィール(ウィキペディアより)

では、改めて西口直人投手のことを見ていきたいと思います。

出身地

大阪府八尾市

生年月日

1996年11月14日(22歳)

身長・体重

183センチ・83キロ

ドラフト

2016年ドラフト10位
ちなみにこの年(2016年)のドラフトの顔ぶれは1位 藤平尚真、2位 池田隆英、3位 田中和基...

年俸

600万円

今年の更改が楽しみですね。

高校時代の西口

出身校である甲賀健康医療専門学校の監督だった藤本政男氏が高校時代の西口についてこんなコメントを出しています。

西口が在学していた山本高は同好会のようなレベルで、3年夏の大阪府大会も上宮太子高に一回戦で0-7のコールド負けです。ただ、西口のストレートは145キロ出ていましたし、コントロールもまずまず。何より、センターを守っていた時に、右中間のフライを捕球すると、ノーバウンドでバックホームしてきた。この地肩の強さには、度肝を抜かれました

甲賀健康医療専門学校時代の西口

  • 西口の素質に目をつけた藤本氏に声をかけられ、甲賀健康医療専門学校へ入学。
  • 1年生の冬まではこれと言った成長は見られず。
  • 「このままでは素材のまま終わってしまう」と感じた藤本監督が「上から下まですべて」フォームを改造し、徹底して投げ込み、走り込みに取り組ませる。
  • 翌春にはプロ球団のスカウトが足を運ぶまでの力をつけた。
  • 2016年のドラフト会議では、全体のしんがり(87番目)となる東北楽天10位指名で入団。隠し球と話題になった。

(参考:こちら

最近の西口直人

秋季キャンプ

秋季キャンプではスライダーの習得に乗り出したようです。今シーズンはストレート、カーブ、チェンジアップの3種類の球種で勝負するスタイルでしたが、先に書いた1軍初登板で「速い変化球がないと厳しい。」と分かったからです。

指導を受けたのが、現役時代にスライダーを武器とした新任の伊藤智仁1軍投手チーフコーチ。伊藤コーチからのアドバイスは

曲げようと思いすぎずに、軸をずらせば勝手に曲がる...

というものでした。西口はかなり良い感触を得て投げていたようです。

アジア・ウインター・ベースボール(AWB)

11月24日から台湾で行われたのがウインターリーグ。

西口はこれにNPBイースタン選抜の一員として参加しました。出場5チームがひと回りの対戦を終えたところでの成績はCPBL(中華職業棒球連盟)選抜が4連勝し、イースタン選抜は3勝1敗、日本の社会人(JABA)選抜が1勝2敗1引き分けで続いています。

イースタン選抜は、JABA選抜と対戦した第2戦で、1点を追う6回表に三番の村上宗隆(東京ヤクルト)が逆転2ランを放つと、追加点のほしい8回表には村上と四番・安田尚憲(千葉ロッテ)が2者連続弾で勝利の立て役者となりました。で、このゲームで勝利投手になったのが、西口直人でした。

西口が新球であるスライダーをどのくらい試せていたかはよくわかりませんが、結果は出しているようですね。順調に成長しています。

AWBで一回りも二回りも成長して帰ってきたら来シーズンがまた楽しみになってきますね。
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さいごに

最後になりますが、甲賀健康医療専門学校という出身校が面白いです。

日本ハムの建山義紀投手などがOBにいますが、野球を勉強する専門学校なんですね。

柔道整復科とスポーツ健康科があってスポーツ健康科にはアスリートコースとフィットネス・トレーナーコースがあるんだ...。西口はアスリートコースの出身ということだね。ホームページでも出身者としてしっかり紹介されていましたw。

www.renaiss.ac.jp

私などは楽天に西口が入団しなければ知らないままでした。

さて、2016年ドラフトでは12球団で87名の選手が指名されたようです。

一番最初の指名は5球団が1位指名した田中正義(ソフトバンク)でしたが、一番最後の指名が我らが楽天イーグルスの西口直人でした。

87番めの選手が1番の選手よりも活躍したら....、なんかドラマを感じませんかw。

2019年シーズン、西口直人から目が離せなくなりそうですね。ワクワク...。



*1:以上は以前書いた西口投手に関する記事をリライトしています。