楽天イーグルスに関するニュースはネットで毎日欠かさずチェックしています。
もちろん、ブログのネタ探しを兼ねているのですが、なかなか興味をそそられる話題が少ないのが悩みです。石井GMの敏腕ぶりが話題になっていますが、浅村選手の獲得や菊池投手とのトレードでカープの福井選手を獲得したことは既に書きました。
あとは岩隈投手が来てくれるかどうか、この話題に関しては、どっちに転んでも書きたいことは出てきそうな気がします。
ただ、話題が少ない中で、先日、ちょっと心配になる記事を見つけました。そのことを書いておきたいと思いますw。
楽天の三木谷オーナーが来年からオーナー会議の議長になる...
なぜ、三木谷オーナーがオーナー会議の議長になることが心配なのか、ということを書かなくてはなりませんね。
といいつつ、それほど深刻な話を書くつもりはありませんw。
以前、三木谷さんがたぶんこのオーナー会議の場でだったと思いますが、「外国人枠を撤廃したらどうか」といった提案をしたことがありました。
【三木谷さんが議長になる】=【外国人選手枠の見直し】というようなことが頭を過ぎった、そういうことです。
ま、「心配」といっても日本のプロ野球なのに、外国人選手ばかりになったら違和感あるよね...、くらいの感覚なんですけどね。大相撲の横綱がモンゴルの力士ばかりなのが淋しいよね、というのに似ています。
今回のテーマは「外国人選手枠」ということだね。
そう、それと「オーナー会議」ね。どんな機関か調べてみたよ。
オーナー会議とは
まず、三木谷オーナーが議長を務めることになった「オーナー会議」とはそもそもどんな組織なのということです。
存在自体は知っていましたが、実際にどんな働きをしている組織なのかということはよくわかっていません。なので、そこの議長に三木谷さんがなるからといって果たして先に書いたような心配なことって出てくるの?、そこからして不明なわけですね。
例によって調べてみましたw。
ざっくりしたイメージをつかむのには「はてなキーワード」が便利です。それによると
プロ野球における最高意思決定機関。
12球団のオーナーで構成され、年2回(7、11月)の定例会議が開かれているほか、議長が必要と認めた場合、招集できる。コミッショナーの選任、新たな球団保有や保有者の変更、球団合併などの重要事項を審議する。
定足数は4分の3以上で、議決には出席全員の4分の3以上の同意が必要。
議長は互選で、セ・パ両リーグから毎年交互に選出される。現在は
巨人の滝鼻卓雄オーナー*1。コミッショナー、セ・パ両連盟会長は出席して意見を述べることができるが、議決権はない。
(引用:はてなキーワード)
最高意思決定機関というから会議自体の権限は相当大きいようですね。議長はその会議を招集することができる、ということのようです。
議長は互選でセパから交互に選出されるようですから、来年は楽天がプロ野球に参入した2005年から数えて14年目、「そろそろ楽天さんにもやってもらいましょうか...」みたいな感じでしょうか。
プロ野球に関する重要事項が審議される機関というだけあって、議決のハードルは高めに設定されているようです。
それに議長の任期は1年のようですから、三木谷さんが就任したからといってすぐにいろいろなことが新しくなることは無さそうですねw。当然だけど...。
議長は「持ち回り」で任期が1年かあ...。
三木谷さんの球界改革案
では、我らが三木谷さんがこれまで唱えてきたプロ野球界の改革案にはどのようなものがあったでしょうか。
冒頭にも書きましたが、印象に残っている提案は.これです。↓
外国人選手枠の拡大と将来的な撤廃
このときの三木谷さんのコメントはこういうものでした。
「プロの興行は選手が日本人だろうが、外国人だろうが関係ない。世界レベルのチームにするためには、国籍にこだわる必要はない」
三木谷さんの経営理念とも一致するコメントだね。
現在の外国人選手枠について(プロ野球)
プロ野球の外国人選手枠はいろいろな変遷を辿ってきたようですが、現行のルールは2002年からで、次のようになっています。
- 支配下登録は制限なし
- 出場選手登録は投手・野手合計4人まで(双方2・2かどちらか3・1)
ここでいう「外国人選手」とは、日本国籍を有しない選手のことですが、例外もあるようです。例えば「選手契約締結以前に、日本の中学校・高等学校・短期大学(専門学校を含む)などに通算3年以上在学していた者」などがそれに該当します。
これらの選手は外国人選手とはみなされず、日本国籍を有する選手と同等の扱いを受けるわけですが、反面、選手契約を結ぶためにはドラフト会議での指名を受ける必要があるようですね。上手く出来ています。
(参考:外国人枠 (日本プロ野球) - Wikipedia)
現行のルールは2002年からだけど、外国人選手枠はだんだん緩くなってきた印象があるよね。
サッカーの外国人選手枠(Jリーグ)
三木谷さんが熱を入れているサッカー(Jリーグ)の外国人選手枠はどんな風になっているかと調べてみると、
- 登録枠は1チーム5人まで
- 出場枠は1チーム3人まで
一見するとサッカーの方が厳しいようにも見えますが、出場枠については
- アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手は1名に限り追加可能
- Jリーグ提携国の国籍を有する選手は外国籍選手ではないものとみなす
というようなルールになっているようなので、一概にはどっちが厳しいとか緩いとかは言えないみたいです。詳しく比較する知識もないのでここはザックリと。
いずれサッカーでも外国人選手枠というのはあるということですね...。
(参考:外国人枠 (サッカー) - Wikipedia)
サッカーの外国人選手枠はもっと緩いと思っていたけど、そうでもないんだね。
さいごに
「外国人選手枠の拡大、撤廃」はグローバルな経営を全面に押し出している三木谷さんらしい提案でしたが、過去のニュースなどを読み返してみると、他球団のオーナー達からは歯牙にも掛けられなかったみたいです。
「外国人選手枠」については、今すぐどうこうといった変化はないと見ていいでしょう。
ただ、これだけ世の中のグローバル化が進むと外国人選手枠を今以上に厳しく(制限)しようという流れにはならないと思われます。前の項目でも書きましたが、大相撲の世界でさえだいぶ国際色が豊かになってきていますから...。
高校野球なんかも、例えば甲子園の常連校ともなれば、青森県代表とか福島県代表とか言っても、実は選手のほとんどが県外出身者だったりします。これからは出身はアメリカだけど日本の高校に留学して甲子園を目指していずれはドラフトで指名されてプロ野球の世界へ、などという例が増えてくるかもしれませんね。
というわけで、いつもながら脈略のない内容になってしまいましたっw。
いずれにしても、三木谷オーナーには「外国人選手枠の拡大」以外にもプロ野球を面白くするアイデアをどんどんオーナー会議で提案してほしいと思いますw。
*1:中日の白井文吾オーナーが正しいようです。