わしろぐ

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【安樂智大】が(今度は)【松坂大輔】に弟子入りだそうです。松坂だから期待できる3つのことw。

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安楽智大が中日の松坂大輔に弟子入りだそうです。来年1月からの自主トレを松坂と合同で行うということのようです。

今年のシーズン前はダルビッシュに弟子入りしてました。

で、今度は松坂大輔です。さてさて、(松坂への弟子入りは)吉と出るか、凶とでるか...。

松坂だから期待できることがあります。3つ書いておきます。

ダルビッシュとの自主トレ

今年はダルビッシュと自主トレしました。

ピッチングフォームのアドバイスを受けたり、ダル流のトレーニング法も実践したりしていたようです。カーショーからはカーブの投げ方を教わったというニュースなんかもありましたよね。

残念ながら結果は出ませんでした。ダルビッシュのトレーニング法は故障の原因になったという説もあったくらいで、散々な結果でした。

安楽の才能のひとつ

いろいろな人と自主トレを一緒にする。安楽の才能の一つですね。

「自分に必要」だと思えばすぐに弟子入りする。そこに躊躇はありません。ビッグネームに遠慮してしまうということがないようですね。

仲間とつるむこともありませんし、自分にとって有益か無益か、それだけで動いているように見えます。まさにプロ向きのキャラクターだと思います。

松坂大輔との自主トレ

で、来シーズンに向けて、年明けは松坂大輔と自主トレすることになっているようです。

今シーズンまで楽天で投手コーチをしていた与田 剛さん(来シーズンからドラゴンズの監督)の紹介だったようですが、ようやく松坂に辿り着いたか...。そんな感じです。

安楽自身がやっと自分の現実(現状)と向き合うところからスタートを切る気になったか....、ということです。

表現はあまり良くないかもしれませんが、肩の消耗具合が自分とほぼ同じか、それ以上の松坂を先生に選んだわけですから。肩の消耗具合が同じ松坂の成功体験(方法)を学びたい、これは極々自然なことだし、有意義なことだと思います。

何か変えないといけない...

これまでの安楽のトレーニングは、安楽が過去に自分の持っていたスペックまで戻すことにポイントを置いていたように思います。「過去に持っていたスペック」とは高校時代にときどき見せていた150キロ台後半のストレートを投げるスペックのことです。

過去のスペックを目指すトレーニングではなく、現在のスペックを生かすトレーニングに見直すことにした、そういうことではないでしょうか...。

一部報道には

済美高時代の157キロまで取り戻すべく、上半身の過度なトレーニングも回避することを決めた。

とあって、まるでこれまでのトレーニング方法(上半身の過度のトレーニング)を回避することで157キロのスペックを目指しているように書かれたものもありましたが、あれはそうではなくて、「157キロのスペックを目指すのを止めよう」ということだと理解したのですが...。

違ってたらゴメンね。

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松坂に期待すること

松坂に期待することは3つあります。

投球フォームと投球技術

肩を壊して数年結果を出していなかった(出せなかった)松坂が見事復活を果たしました。

その投球フォームや投球術というのは、安楽が今一番求めているものではないでしょうか。

肩に負担を書けないフォーム、限られた条件、状況の中で最も強いボールを投げるためのフォーム。150キロ台のスピードボールでなくても打者を打ち取れる投球術。安楽は松坂との一緒にトレーニングすることで、そこらへんのヒントをつかもうとしているかもしれません。

与田コーチを通してのやりとりだったようですが、過去には動画を送ってフォームをチェックしてもらうということもあったようです。ヒントなどと遠回りなことをせずとも、ストレートに質問しちゃうかもしれませんね。

安楽ならできそうだし、やりそうだね。

リハビリ方法

リハビリ方法というか、肩を壊したあとのトレーニング方法ですよね。

これも松坂は最先端を行っているに違いありません。そこを学びたいところです。これについても右肩を壊したときに与田コーチを通じて治療法などを相談していたみたいですから、今度は直接聞けるというので、安楽自身も心強いのではないでしょうか。

良い病院を紹介してもらう

最も単純で明快な「期待」はこれではないでしょうか。

松坂があるインタビューでこんなコメントをしていました。

松坂 
去年は、誰かからいいと聞けば、日本中、あちこちの病院や施設に行きました。日本には本当にいろんな治療法があるんだなということをイヤというほど思い知りましたからね(苦笑)。でも、なかなか肩が痛い原因を突き止めることができませんでした。それが去年の10月、ある人の紹介で運動力学を研究している施設へ行って肩を診てもらったとき、「こうすればよくなるんじゃないか」と言って先生が肩をはめてくれたんです。そのとき、感覚的には本当に久しぶりに、自分でも肩がはまった気がしました。で、もしかしたらと思ってボールを投げてみたら、投げられるようになっていたんです。

sportiva.shueisha.co.jp

これはもうその「運動力学を研究している施設」を紹介してもらうしかないじゃないですか。

さいごに

大袈裟でもなんでもなく、松坂大輔は安楽が辿り着いた「最後の砦」かもしれません。

松坂との今度の合同トレーニングの成果を来シーズンに結果として残せなければ、安楽の投手生命はとても厳しいような気がします。

そのことはファン以上に安楽本人が一番わかっているはずですから、今回の松坂への弟子入りに一番期待しているのは安楽本人かもしれませんね。

平石監督と同い年の松坂が38歳、そして安楽は22歳...。松坂へ弟子入りしたことで、仮に来シーズン結果が出なくても平気でいられるような強いメンタルを持って帰ってくる可能性もありますね。安楽には「若さ」という圧倒的な強みがあるわけですから...。

焦らず、粘り強く、逞しく。今度の松坂との合同自主トレは安楽にとってこれまでにない貴重な体験になりそうな予感がします。

特に病院(研究施設)の情報はしっかりゲットしてくることを期待します。

由規も一緒にやればいいのに...。

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