わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

年末年始にかけて「桑田真澄ピッチャーズバイブル」を読んでいた。

どこもそれなりに問題があって心強い?!...

 今年の初おみくじ。他人の不幸を願うはうんぬん...とあるんだが、うちの安楽問題だけでなく、他球団にもいろいろあってなんか心強いね、...むフむフフ...。
 安楽事件、山川事件、和田事件...。事件じゃないが朗希問題。何もないのは日ハムとオリックスくらいか。いや、オリは山本と山崎が抜けたこと自体が事件といえば事件か...。
 残るは日ハムだな。上沢のメジャー挑戦の球団がなかなか決まらず、もしかすると見送りではという空気も流れていたが、どうやらレイズに決まったようだ。ま、決まらなかったとしても、それは上沢の問題・事件であって、球団にとっては補強を意味する朗報だったわけだ。
 上沢のレイズ入りはマイナー契約という報道だった。それでも上沢は海を渡る決心をした。体裁、その他もろもろを気にしてマイナー契約なら行かないなどと言い出しそうなところ、上沢は初心を貫徹した。そこがわたし的には好感。松井裕樹同様、応援したい選手になった。決して日ハムに残らなかったことを喜んでいるのではない。念のため...w。



桑田真澄ピッチャーズバイブル」


 昨年の年末から新年にかけて、「桑田真澄ピッチャーズバイブル」の文庫を読んでいた。桑田ファンであるわたしが数ある野球本の中でこの本は読んでいなかった。その理由が自分でもよくわからない。いや、もしかしたら真っ先に読んだのかもしれない。初版は1998年4月である。ただ、読んだのを忘れているだけかも。松坂大輔上原浩治も座右の書とした名著として紹介される本である。野球本であり、何ごとにもミーハーなわたしは真っ先に読んでいそうな本なのだ。ただ、今回はたいへん新鮮な気持ちで読むことができた。すばらしい本である。 
 特に「技術の章」に書かれた1997年9月10日の巨人vs横浜戦での桑田のピッチングの記述がいいね。先発だった桑田は8回112球で降板するが、その1球1球を各イニングごとに解説してある。打者との駆け引きやそのときのピッチャー心理を桑田自身が語ったものである。桑田がマウンドで何を考えながら投げていたか、なぜそのボールを選んだかなど、まさにピッチャーにとっては参考にしたい内容である。まさにバイブルというタイトルに相応しい章だった。