先発で化けたのが藤井なら、リリーフで化けたのが藤平でした。藤平は侍Jへも選出されたので、その化けっぷりは藤井より上だったという評価ですw。
中継ぎに転向した2024シーズンの成績は、47試合に登板して1敗1セーブ20ホールド、防御率1.75。46.1投球回で58奪三振は凄すぎる。大化けといっていいと思いますw。
注目したいのは「奪三振率」。2023シーズンの7.46から2024シーズンは11.27と大幅に進化*1。この奪三振率はパ・リーグの投手(40イニング以上投げた投手)ではヘルナンデス(13.5)、山下舜平大(11.67)に次ぐ3番目の記録だったようです。山下はやっぱり凄いね...w。
この奪三振率を見ても、2025シーズンは藤平のクローザーが見てみたい。強く希望します。クローザーに最も重要な能力はやはり奪三振力。侍Jで見せた9者連続空振り三振はまさに「藤平=クローザー」を示していました。
www.washilog.com
藤平のウィニングショットはフォークのイメージですが、フォークの威力(効果)はストレートの質に比例するところがあります。つまりフォークの威力が増しているということはストレートも良くなっている。もともと150キロを超えるストレートは投げていたピッチャーなので、そのストレートに磨きが掛かったということは、やはりリリーフ転向が良かったということでしょう。
長いイニングをあれこれ考えながら投げていくタイプではなく、短いイニングでポテンシャルを爆発的に出すタイプだった。そういうことだと思います。藤平のリリーフ転向は、今江監督の功績の中で則本のクローザー転向と並ぶ功績です。
で、今江監督のもう1つの功績が「藤平のクローザー」の一番のネックになっています。則本が2025シーズンもクローザー続行を志願し、三木監督がこれを追認しちゃいました。開幕投手については競争させるつもりのようですが、クローザーについては既に「則本でいく」ことを公言しました。
ま、則本が足の故障を治療して臨む2025シーズンですから、則本の万全のコンディションでのクローザーぶりに興味がないわけではない。1年やった経験値もあるので、2年目のクローザー則本をチェックしてからでも遅くはないかな...と、今は思っていますw。