- L0−1E
石原とのバッテリー
先発は藤井。前回まで太田と組んでいたが昨日は石原と。
藤井が太田と合っていなかったかどうかは不明だが、今や石原との組み合わせを試してみるのは監督、コーチにとって自然の流れ。いや、試さないのは職務怠慢というものである。石原の存在感はそれくらいのレベルに来ているw。
藤井の立ち上がり、藤井自身が前回の反省を踏まえ、最初から飛ばしていったという面も否定できない。ただ、なんだかんだとピッチングのテンポは良かったし、それにより味方の守備にも好影響が出ていたのは明らか。この日の藤井は5回77球4安打無失点のゲームメイクだった。ちなみに太田と組んだ前回は4回85球9安打6失点。ふむ...。
西垣が初セーブ
藤井の後は、藤平、酒居、ソン、西垣と無失点リレー。今の「勝利のリレー」である。この間も石原から太田へのスイッチはなかった。
このリレーメンバーの中に渡辺翔太が入っていなかった。渡辺の調子が今ひとつ上がっていないのだろう。
ターリーと則本の不在に加えて渡辺まで使えない。かなり厳しいやりくりだが、セットアッパーにソン、クローザーに西垣を置いて1点差を勝ち抜けたのは大きい。
西垣にセーブがついた。前回まで初白星、初黒星と来て今回が初セーブ。毎度先頭を四球で出してからスタートするところはなんとかしてほしいが、結果、無失点でゲームをクローズしているからとりあえずグッジョブ。
辰己の大チョンボ
西垣の初セーブを西垣自身よりも喜んでいたのは、もしかしたらセンターの辰己だったかもしれない。
最後は1点差を守りきっての勝利だったが、本当は2点差で最終回を迎えていたゲームだった。その2点目を台無しにした張本人が辰己だった。
3回表の先制のあと、なお1アウト1、3塁の場面で3塁ランナーの辰己が小郷のライトフライにタッチアップせずにホームイン、慌てて戻るも間に合わずまさかのライトフライゲッツーというシーン。
あれは明らかに辰己がアウトカウントを勘違いした走塁。前日のバントといい、昨日の大チョンボ走塁といい、辰己らしさ全開の緊張感の無さとマイペースぶり。見方によってはこの性向こそが辰己の「勝負強さ」の秘密とも言えるのだが、なんとも…。
この大チョンボ直後の3回裏、1アウト満塁のピンチをゲッツーで切り抜けたとき、まだ勝利の女神はこっちを向いているなと思ったが、そのとおりになってほんと良かったw。
記事のタイトルは、辰己がベンチに戻ってきたときに野手キャプテンの浅村が辰己にかけた言葉であるw。