小郷、辰己世代が調子を上げてきた
日ハムとの3連戦は、第2戦が雨天中止になり、行われた2ゲームでまさかの連勝だった。反対にCS進出を争うロッテはお得意さまである西武に連敗、その差はたちまち2ゲームまで縮まった。で、今日からそのロッテとの直接対決。
ここで一気にゲーム差を消化してしまうようなことがあれば、CS進出への可能性はだいぶ高くなるね。渡邊佳明、伊藤裕季也といった中堅が調子を上げてきたのが心強い。
泥臭く抑える?!
クローザーのノリは出るたびに失点、すっきり抑えてくれないストレスを発散し続けているが、見方を変えれば「泥臭く抑えている」ともとれる。苦手・ファイターズでセーブを付けたことで吹っ切れてくれるといいが、もともとが流れに呑み込まれてしまう超繊細タイプなので、「ここぞ」というゲームでの「ノリ劇場」は常に覚悟しておく必要がありそうだ。
内のスペアが高田では...
残り試合も20を切って、CS進出の鍵を握るのは先発ピッチャーである。今の楽天でゲームメイクの計算が立つのは早川、岸、これに藤井、古謝が続く感じ。内の体調不良による戦線離脱は、スペアが上手くハマるようだと逆にラッキーな展開とも言えたが、前カードで指名されたのが高田だったから、残念ながら赤信号というしかない。せめてルーキーの松田あたりを持ってこれるくらいの準備をしてほしかった。
マー君がどうなるか
あとは田中将大がこの入れ替えに間に合うかどうか。ファームでの7回100球ピッチングは明るい材料ではあるが、3失点だったかな、圧巻のピッチングと言えるくらいの格の違いを見せられなかったところに若干の不安、投げてみないとわからない危うさが残った。
育っていない
ポンセのいい話が聞こえてこないし...。
荘司の離脱のダメージが大きい。しかし、これはどうにもならない。
ザァーっとピッチングスタッフを見て、若いところがぜんぜん育ってきていないことに愕然とする。たまに出てくるのが松井友とか津留崎とか、長続きした試しがない。選手の発掘の前に、選手を発掘するスカウトや育成スタッフを発掘、引き抜く必要がありそうだ。