楽天イーグルスのホームゲームの実況中継などで、「仙台の美味しいもの」が話題になって、ゲスト解説者から質問が出ることがある。
「仙台といえば牛タンが有名で、僕も牛タン大好きなんですけど、他にオススメの食べ物とかありますか?」みたいな質問だ。
すると、これを受けた地元アナウンサー(出身は別で現在は仙台暮らしという場合が多い。)と、もう一方のゲスト(楽天のOB選手の場合が多い)は、即答できない場合が多い。「牛タン以外」というハードルが結構高いのであるw。
答えに詰まってしまい、変な「間(ま)」を嫌って「ずんだシェイクが美味いですよ。」みたいな答えでその場を切り抜けちゃったということもあったが、「おいおい、それでいいのか...」と。路線が違っているのは明らかだったw。
ようするに「牛タン」以外では「これがオススメですよ」という料理がないのである。いや、あるんだけど、パッと思いつかない。
仙台は何を食べても美味しい。これは間違いない。例えば「お寿司」とか「海鮮料理」とかを答えてもぜんぜん問題ないと思うわけ。ただ、「仙台で」と言われると、お寿司や海鮮ではありきたりかなあ...、などと勝手に遠慮してしまうところがあるw。
やはりプロ野球の中継で同じような話題で盛り上がったときがあって、そのときは視聴者からのツイートが紹介されたのだが、その中に「はらこ飯」というのがあった。そう、それだよ、それそれ...。私はすぐに賛同した。
9月から「はらこ飯」のシーズンに入る。で、これが最高に美味い。これは「仙台で牛タン以外」で何がオススメか聞かれたときの模範解答だと思った。あとは年末くらいから徐々に出てくる「ホッキ飯」だな。
「はらこ飯」と「ホッキ飯」の2つは仙台で牛タン以外で美味しいものと聞かれたときに「大きな声」で答えられるw。
前置きが長くなった。
先日、マイカーで仙台へ帰ったときに9月からメニューデビューしている「はらこ飯」を食べに行った。
私は「はらこ飯」と「ホッキ飯」が食べたくなると、亘理にある「和風レストラン田園」に行って食べる。どっちも最初に食べたのがここで、そのときの感動が忘れられないからである。所在地からすると「仙台」ではなくなってしまうが、ま、広い意味での仙台ということで。
今回は開店時間ちょっと過ぎくらいに着いたが、シーズン開始を待ちに待った客ですでに満席。「順番リスト」に名前を書いて待っている客が何組もあった。駐車場に停めた車の中で待っている人たちもいる。せっかく来たのだからと待つことにした。私達の前には10組くらい残っていたが、40分くらい待って席に案内された。
「はらこ飯」とすでに決めていたが、メニューを見たら夏が旬だという「あなご」の天ぷらが食べたくなった。これも注文することにして、「はらこ飯」はミニサイズにした。(普通2,508円、ミニ2,178円(どっちも税込み))
食べ終わってみたらミニで十分。かえって満足感は高いかもしれない。仙台で「牛タン以外」のおいしいものを聞かれたときは、「はらこ飯」と答えたい...と思ったw。あなごの天ぷらもたいへん美味しかった。