わしろぐ

ちなわしジジイの身辺雑記など / in 秋田

ターリーありがとう

  • B2−3E

キター石原!

 岸のときのスタメンマスクは石原ですが、スタメンマスクが太田に定着しつつある楽天で、岸のときだけ石原となるのは岸からのご指名らしいです。岸の長かった2軍調整のときの相棒を務めていたことが理由らしいです。実況アナウンサー情報ですw。

 その石原のソロホームランで3回に先制しますが、岸が6回に逆転され、1点ビハインドのまま9回マチャドという展開。普通ならここで終わるところですが、今の楽天は簡単には終わらない。

送りバントで同点

 先頭の浅村にこの日の初ヒットが出ると、5番大地が手堅く送りバント。そしてフランコがタイムリーで同点でした。4番浅村、5番大地、6番フランコの並びが最後の最後で生きました。

 そして9回裏のマウンドには鈴木ソラがあがり無失点、延長へと流れます。

山下舜平大 vs ターリー

 ここからの継投が昨日のゲームのポイントでした。岸が6回に1つもアウトをとれずに継投となり、このとき渡辺翔太、弓削、藤平、鈴木ソラと使っていました。残っているのが酒居、則本、ターリー、小孫です。

 今江監督としては酒居、則本で決めたかったところですが、オリックスのリリーフ陣の前に得点できず、勝ち越せないまま延長11回に則本を使う展開となりました。

 12回の攻防、特に「防」がこのゲームを分けましたね。

12回表

 12回表のオリックスのマウンドには先発からリリーフに回っていた怪物・山下舜平大。中嶋監督としてはここをピシャリと抑えてもらい、後半戦に向けた強烈な武器にしたかったところでしょう。

送りバントで勝ち越し

 ところがその山下が先頭の中島をいきなり四球で歩かすと、村林が送りバントでこれを送り、代打のマスターがタイムリーという展開。送りバントからの攻撃は楽天の得点パターンになりつつあります。お見事。これで勝ち越し。

12回裏

 そして12回の裏、問題のリリーフ陣は則本まで使い果たし、残っているのはターリーと小孫だけ。もちろん、ここはターリーしかいません。

 で、このターリーのマウンドがとにかく荒れました。先頭をすんなりアウトにしたまで良かったのですが、そこからターリーの中の暴れ馬が顔を出し、3連続四球でたちまち1アウト満塁のピンチ。しかも迎えるバッターは好打者・中川でした。

ターリーありがとう

 しかし、ターリーは続投。前半戦の勝率5割がかかった大事なゲームがターリーにかかっている。ターリーが後半戦で使えるかどうかの大きなテストでもありました。ターリーはこのストレスに耐えられるか...。

 ターリーは「持ってました」ね。開き直ったのかもしれない。自分の中の暴れ馬を抑え、2ボールのあとストレートをゾーンへ集めます。中川はゾーンにきた2球目に手を出しました。「追い込まれると不利」という一流の習性が反応させました。サードゴロ、5−2−3のゲッツーでゲームセットでした。

 ははは...。もう勝った喜びよりも、とにかくホッとしましたw。

 この1勝、この勝ち方は後半戦に向けてとても大きな意味を持ちそうですw。