わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

オリックス・吉田輝星投手のインタビュー記事を読んだ。

山田遥楓が支配下

 昨日のオリックスとのオープ戦は、予報どおりの雨天で早々と中止が決まった。先発が予定されていた岸は2軍の教育リーグの方で登板するようだ。「教育リーグ」は聞き慣れないリーグだったので調べてみたら2軍のオープン戦のことをいうらしい。知らなかった...。岸クラスになるとこの時期の実戦は相手が一軍であろうが二軍であろうがあまり関係ない。要は調整のペースだったり、自分なりのチェックのタイミングをずらしたくないということ。
 ゲーム以外の話題では〈山田遥楓が支配下選手になった〉というのがニュースになっていた。野手はけっこう頭数が揃ってきたから投手の清宮虎多朗の方が早いかと思っていたが、山田が先だったね。ま、けっこう勝負強いところを見せていたし、〈楽天にはいないタイプ〉という評価なのかもしれない。
 心配なのは荘司の「右大腿骨滑車部骨挫傷」という診断結果。監督は「軽症」を強調していたようだが、予定どおりとは行かないだろうなあ。実戦に入ってからのピッチングには1年目とは見違える進歩が感じられただけに水をさされた感じがする。開幕カードはホームだがこの時期の仙台はまだ寒い。早くてもドームの北海道からかな。


吉田輝星のインタビュー記事の感想

 NumberWebの記事を読んでいたら吉田輝星のインタビュー記事が目に止まった。特に試合のときのマウンドでの気持ちの持ちようについて語った内容が印象に残った。投手にとって大事な気持ちの持ちようについて、よく「打者を上から見下ろす」などと表現されることがある。そのときの感覚について語った箇所である。今江監督流に言うなら「オラオラ」的な感覚ということになるだろうかw。

 吉田は大事なこととして次のことをあげた。

  • 自分がやってきたことを信じて
  • いい意味で自分のほうが上だというのを言い聞かせて
  • 堂々と投げる
  • (上の3つが)試合の時に限ってはすごく大事なこと

 最後の「試合の時に限っては」というのが意外とポイントで、裏を返せば練習のときはいろいろ考えても良い、というか考えながらピッチングしなければならないが、いざ試合になったらあとは自分を信じて堂々と投げる、そういうことなんだろう。

 で、それができているときとできていないときの違いについて、吉田は分かりやすく説明している。

〈できていないとき〉

  • 自分と戦っている時はだいたいできない
  • 今日調子悪いなとか、なんかフォームがこうでこうで、とか考えていたら、体もだんだん動かなくなってくる

〈できているとき〉

  • どうバッターを抑えるかということだけに集中できている時は、『このバッターはこれが弱いから』といったことを考えられるんで、だいたい抑えられていると思う

 この感覚についてはピッチャー出身の解説者がときどき似たようなことをコメントすることがある。どのピッチャーにも共通するものだと理解した。吉田はオリックスに行ってテクニカルの部分での進化を感じているようだ。それを「自分と戦わなくてよくなった」という言い方で表現していた。
 オリックスのシン・吉田輝星を見るのは楽しみなんだが、ゲームで当たったら不気味でもあるな...w。