わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

練習試合とはいえ、7試合未勝利で終わるというのもすごいね。鈴木翔天と宮森智志の四球絡みからの失点に思ったこと。

 ロッテとの練習試合。視聴環境がないから例によってテキスト速報でのチェックだったが、振り返るのも嫌になるようなスコアだった。14対4って、1軍と2軍の試合でもここまでの差にはならないでしょ。前回の練習試合ではヤクルトに引き分けたから「前進」としたが、1歩進んで10歩下がった感じ?。開いた口が塞がらない....。
 明らかにリリーフ陣の差だったね。今江監督が前に一度「ゾーンで勝負できない」リリーフ陣にカミナリを落としたことがあったが、あのときの相手もロッテ、四球の数も9と同じところがまたすごいね。ま、今回は特定のピッチャーに数字が偏ったけど。初犯ではなく再犯という格好だからなおさらたちが悪い。
 
 鈴木ソラが4失点、宮森が7失点というところがちょっと心配。ある程度の実績を残しているピッチャーだからね。本来であれば、経験と自信に裏付けされた安定感の出てくる段階にいてほしい投手だ。監督やコーチからしたら「やってもらわないと困る」存在のはずなのだが、相変わらず乱高下、波があるのはなぜだろう。コーチのサポートが今ひとつなのか、それとも選手の個性の問題なのか。一度でも良かったシーズンがあったということはポテンシャル自体はあるはずなのだ。ただ、そこから伸び悩んでいる選手が楽天には多いような気がする。



 これは想像(妄想)だが、自分のトレーニング方法や調整方法がいまだ疑心暗鬼の中で行われているんじゃないか。これが自分に合っている、これしかない、という感覚、自信を持てないままあれこれ試すがシーズンが始まってみるとどうもしっくりこない、うまくいかない...みたいな。
 プロで成功する選手と失敗する選手の差はポテンシャルの差よりもメンタル的な部分の差が大きいような気がしている。特に一度でも実績を作れた選手の場合、そこからさらに進化するということができないのは、本番に強い弱いというようなメンタルよりも、「あることを信じてやり抜ける」メンタルの強さみたいなことではないか。
 自己流ではなく、一定の実績のあるアドバイザーからのアドバイスを求めて有名トレーナーや施設などに師事するのはそのせいだし、そこでのアドバイスを支えに取り組んで上手くいっているケースが多いのはフィジカル面の矯正、強化といった面はもちろんあるが、「これをやっていけば大丈夫、強くなれる...」的な心の支え、メンタルの面もかなり大きいような気がする。若いけれど、先発転向が予定されている内などが大きく崩れることなく着実に力をつけているのはいい例だと思う。山本由伸・本に内星龍くんのことが出ていました。 - わしろぐ
 その点、昨日の鈴木ソラや宮森に対してそこらへんのサポートがうまく出来ているのかな、とか思ってしまう。いずれにしてもこれは選手個々人の取り組みの問題でもあるので、なかなか難しい面はありそう。けど、そばにいるコーチなどはなんか考えてほしいとも思う。

 さぁ、今日からいよいよオープン戦。先発は田中将大らしい。長いイニングは投げないと思うが、明るい兆候は見せてほしいね。それと今江監督の初勝利だな。順番に試しているところで、めぐり合わせが良くないというのもあるが、それって勝ち運の無さでもあるからそろそろ流れを変えたい...。昨日のソラは〈今江監督の初勝利〉を意識しちゃったのもあるかな。