わしろぐ

60代ジジイのプロ野球観戦レビューと身辺雑記です。/ in Sendai

「演じてくれ」という言い方が今江監督らしいね。

 「今江敏晃監督、投手陣に“オラオラ化”求める」という見出しの記事を読んだ。ゾーンで勝負できずに四球で自滅する場面の多かった投手陣に向けたコメントを記事にしたものだ。コメントはこんな内容だったらしい。

「投手の打者に向かってゾーンの中で投げていくってところは意識すればできる。それができないならプロ野球の1軍レベルではないので、そこはやってもらわないと困るところ」

「もっと意識を強くして、マウンド立ったらほんとはビビってるけど、オラオラ演じていくくらいの気持ちでやってもらえたらなと思いますね」


 一度カミナリを落としたが、それでもそのあとの登板でストライクの入らない投手が何人かいた。「強くなれ」といくらカミナリを落としても無理な投手もいるのだ。そこをこの監督は分かっている。いや、今回のことで改めて気付かされたのかもしれない。
 だから「強い気持ちを持て」とか「ビビってどうする」とか「強い気持ちで行け」とは決して言わない。強い気持ちを持たなくてはいけない、ビビってはいけない...ではどうしたらいいかわからなくなる、できないものはできない。すると「ビビっててもいいから、オラオラを演じてくれ」と言った。「オラオラ」とはおそらく「相手を煽る(挑発する)」イメージなんだろう。今江監督らしい表現だ。ビビらないことはできないが、オラオラを意識する(演じる)ことならできる。できない選手には「できること」をさせて選手自身に(やれる感覚を)気づかせる。それが今江流なんだろう。
 打撃コーチのときに村林は今江コーチのアドバイスで一皮むけた。投手コーチではないから技術的なアドバイスは無理だとしても、本番で力を出すための気持ちの持ちようであるとか、ピンチでの気持ちの整え方であるとか、メンタル的な面でのアドバイスならできるだろう。また、技術的に一定レベルの選手、つまり一軍レベルの選手にとって最も必要なアドバイスはそこだったりする。投手の中にも昨年の村林のように一皮むける選手が出てくるかもしれない。出てきてほしい。で、監督が一番「オラオラ」を演じてほしいと思っている投手はだぶん鈴木翔天だなw。