L4−2E
順番では「好投」の日?...
前回の炎上から中6日。炎上、好投、炎上、好投、炎上の繰り返しだったので、順番から行ったら好投の日のはずでしたが、今の田中にはそんなジンクスは関係ありませんね。
もはや投げてみないとわからないただのベテランピッチャーに成り下がってしまいました。
味方が初回に先制の2点でスタートすると、その裏のマウンドは、まったく危なげなく3者凡退で切り抜けました。まさに「好投」の日を予感させる立ち上がりでした。
中盤に露呈...
ところが、4回、四球とワイルドピッチが絡み、たったの1安打で2失点。まさに自滅で同点に追いつかれます。
連打で失点も淋しいものがありましたが、四球と暴投で自滅...、もはやイーグルスの背番号18、田中将大の面影はどこにもありません。
そして次の5回、先頭の長谷川を、2ベースで塁に出すと、送りバントと犠牲フライで1失点。
内安打のランナーを中村剛也にタイムリー2ベースで還され、さらに1失点。この回は長打が絡んでの失点で、見慣れた連続失点が展開されます。
壊れた...
何球かに1球でいいから、糸を引くようなコースギリギリのストレートが決められれば…。そうすれば、その球も、またほかの球も生きてくるのですが...。そう思いながら、余裕でボール球を見逃す西武の若いバッターの打席を見ていました。ところが、その期待の1球はなかなか思うところに行かない。というか、微妙に甘く入ってしまう。もはや田中の制球ではありせん。こうなると炭谷のリードもほとんど生かせませんね。
球威の衰えに加え、制球の狂い(乱れ)、ストライクゾーンで勝負すれば連打され、ボール球で勝負すれば見逃され、ストライク先行のピッチングが持ち味のはずが、ボール先行で四球、ワイルピッチで自滅、立て直す間も無く長打で追加点を許す展開は、もう完全に壊れてしまった田中将大です。
田中に全幅の信頼を寄せていた石井監督も6回2アウト3塁の場面で長谷川に四球を与えたところで諦めました。田中の修正力の限界を見たのでしょう。