わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

岩手の新球場(きたぎんボールパーク)でのゲーム、結果も良かったけど、応援している観客の楽しそうな笑顔も最高でした。

新球場

いやあ、岩手の新球場、想像していた以上に良いね。県営球場かと思ったら、県と盛岡市の共同運営球場のよう。今年の4月1日が開場日というから、できたてのほやほやである。その最初のプロ野球ゲームが昨日の楽天戦だったわけだが、我がイーグルスはその記念すべきゲームを見事な勝利で飾った。

キザな感想になってしまうかもしれないが、正直、昨日の勝利は新球場の雰囲気が味方したね。すなわち岩手のイーグルスファンの熱い熱い声援が勝たせてくれたという感じだった。

満員御礼が出ていた。1万6千人の入場者数は、岩手県で行われたプロ野球の入場者数で最多を記録したらしい。ほんとに、気持ちいいくらいぎっしり観客が入っていたし、大人だけじゃなく、ユニホーム姿の小さな子供も多かった。ときどき映し出される観客の笑顔と子供の真剣な顔、喜ぶ顔は、観ているだけですごくハッピーな気持ちになれたw。

新球場の雰囲気はNHK・BSの実況中継で映し出される映像から十分に伝わってきた。外野の奥に岩手富士(岩手山)がそびえて、夕暮れどきの風景が実にきれいだった(特に昨日は天候にも恵まれていたからね...)。バックに岩木山を望む弘前の「はるか夢球場」も同じような絶景だったのを思い出した。岩手の「きたぎんボールパーク」も弘前の「はるか夢球場」もどっちも一度は行ってみたい球場である。

早川の熱投と新球場1・2・3独占

E3−0H

早川124球

ゲームは、早川の尻上がりの好投と、新球場でのホームラン1号、2号、3号をすべてイーグルスの選手が独占するという理想的な展開になった。巧打のソフトバンク打線だから3点ではまだ安心できない点差ではあったが、先発の早川が124球という球数を費やして7回まで無失点で投げぬいてくれたのが大きかったなあ。

球数からいったら5回降板でもおかしくない状況だったが、石井監督は6、7回と早川に続投させた。苦しいブルペン事情というのもあったと思うが、それ以上に早川を信頼していたということだと思う。早川もよくそれに応えた。

楽天一の強心臓

信頼に応えたという意味では、8回表の3人の継投もよくぞ無失点で切り抜けたと思う。最初に投げた内はそろそろ疲労が出てきた感じで、ボールというより身体自体に切れがなかった。

トップバッターの近藤をサードゴロに打ち取り1アウトとするも、次の柳田を四球で歩かせ、続く代打・柳町にも繋がれ1アウト2、3塁のピンチを作ってしまった。

ソラ

バッター左の栗原のところで鈴木ソラに継投。ソラは富士大学出身、岩手はゆかりの地でもある。友人らもかけつたと紹介されていたが、期待の高まる雰囲気の中で栗原を見事三振に打ち取った。

ヒロインでも「成長した姿を見せられた」とコメントしていたくらい危なげない内容だった。いいぞ、その調子その調子...。

酒居

そして、あと一人というストレス最高潮のマウンドは、イーグルス一番の強心臓・酒居へとバトンを渡すと、今宮はきわどい駆け引きで歩かせるが次の代打・ガルピスをショートゴロに打ち取り無失点継投を完成させた。いやあ、あのマウンドは酒居でないと切り抜けられなかった。

ここぞで頼りになる選手、バッターでは大地or岡島、ピッチャーなら酒居...だな。


新球場1、2、3独占

攻撃では、記念すべき新球場のホームラン1号を山崎剛が、そして2号を浅村が打った。浅村は、2アウトからのエラーで周東を出塁させ早川の球数増に貢献しちゃった場面があった。早川へのお詫びの印となる新球場2号ソロだったね。新球場3号となるダメ押しの一発は、「使ってもらえば打ちますから...」と言わんばかりにフランコがライトスタンドへ放り込んだ。

大丈夫でしょう

ま、こうなると、いよいよ残りは島内の復調のみという感じもあるが、最初の打席だったかな、レフト近藤のファインプレーに阻まれた大きな当たりがあったから、徐々にではあるが、島内の調子も上向きにはなっている。

銀次とマスター不在

それにしても、新球場での最初のプロ野球のゲームで我がイーグルスが勝利できたのはよかった。岩手のファンも最高の気分で帰路についただろう。唯一残念だったのは、岩手出身の2人、銀次とマスター阿部がいなかったことだ。

銀次の調子が上がっていないのは聞いていた。ただ、阿部の場合は、さすがに移籍した最初のシーズン、顔見せ興行的にあげるだろうと思っていた。

しかし、あげなかったね。というか、あげられなかったということだろう。それだけ今のイーグルスはギリギリのところにいるということだ。