カミさんの誕生日が近くなり、自宅でいつもどおり食事というのも淋しいので、どこかで待ち合わせて外食でもするかというところまではすんなり決まった。
ところが、カミさんは当日有給を取ったらしく、わざわざ夕方に会社の近くまで出てこいというのも気の毒になる。結局、家の近くの小料理屋を予約することにした。待ち合わせは「家」ということになり、私が帰宅したら、その足で出かけることになった。
住宅街にポツンとある小料理屋で、席数は限られているが、もともと国分町にあって当時から評判の良かったお店である。何度か食べに行ったが、料理が旨いのはお墨付きだ。ただ、料金設定がやや高め。近所だからと頻繁に行くようなお店でもないのだが、カミさんの誕生日だ。多少高いからといって文句は出ないだろう。
逆に下手なお店を予約したりしたら、「家で食べたほうがまだよかった...」みたいなことを言われかねない。喜ばそうとして逆に嫌味を言われたらたまらない。カミさんにはあらかじめ「ここを予約するぞ」と宣言してから予約の電話を入れたのだった。
カミさんの反応は「まあ、うれしい....」ではなく、「まあ、そこならいいかも...」だったw。